夫が男性不妊だと妊娠は不可能?
不妊というと女性側の問題として扱われがちですが、実際には不妊カップルの約半数は、夫の男性不妊の問題を抱えています。
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男性が原因の不妊は、想像以上に多いんですね。妊娠できない夫婦の半数となると、とても他人事ではありません。
では、もし夫が男性不妊だった場合、妊娠はもう絶望的なんでしょうか…?
あまり考えたくはありませんが、妊娠できなくて焦りがつのっていると、ついこんなことも考えてしまいます。
夫が男性不妊の場合の妊娠の可能性について、まとめてみました。
そもそも男性不妊って、どういうこと?
男性不妊とは、男性不妊症という特定の病気や症状があるわけではありません。
定義は意外と曖昧で、不妊症のうち、男性にも原因があるものを男性不妊と呼んでいます。
なお、不妊症には定義があり、避妊せずに1年間性生活を送っても妊娠できない状態のこと。以前は2年間とされていましたが、2015年8月から1年に変更されました。
男性不妊は、精子の問題とほぼイコール。具体的には精子の数や量が少ない、奇形率が高い、あるいは精子がまったくないなどがあげられます。
精子に問題があっても妊娠はできる…?
精子に何らかの問題が見つかった場合、妊娠はできるのか。
これは当然、精子の異常の程度によって異なります。でも少なくとも、男性不妊=子供が作れないというわけではありません。
問題が軽度であれば、投薬や手術などの治療の結果、自然妊娠を望めることもあります。
精子の数や量が足りないのなら、元気な精子だけを選んで人工授精することもできます。
精液中の精子がゼロの無精子症であっても、精巣から直接精子を取り出すことができれば、体外受精による妊娠の可能性は残っています。
むしろ怖いのは、男性不妊そのものよりも、男性不妊に気付かないまま何年も時間を浪費してしまうことかもしれません。
女性が妊娠できる確率は完全に年齢に比例するので、気付くのが遅くなればなるほど、治療が遅れれば遅れるほど、妊娠は難しくなっていきます。
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私は、妊活に「まだ大丈夫」「まだ早い」はないと思っています。
妊娠においては若さが何より重要だというのは、紛れもない事実。
男性不妊について話すこと、調べることは夫婦であっても気まずいけれど、それを避けていたら、一生取り返しの付かない後悔をすることになるかもしれません。
特に、生理不順や生理痛などの兆候がある女性の不妊と違って、男性不妊は基本的に自覚症状がありません。
精液中に精子がなくても見た目ではわからないし、セックスも普通にできます。自然妊娠に十分な精子があるかどうかは、精液検査をしてみなくてはわかりません。
将来子供が欲しいと思うのなら、避妊を止めたのに妊娠できなくて何かおかしいと思うのなら、夫婦揃って不妊検査を受けることをおすすめします。
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