12人に1人は男性不妊!想像以上に多い、男性不妊の割合
現在、日本で不妊に悩む夫婦は6組に1組とされています。
不妊症というと女性の問題だと思われがちですが、WHO(世界保健機関)の統計によると、不妊症のうち男性にも原因があるケースは約半数。
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妊娠できない夫婦の半数近くは、男性にも原因がある≫
ということは、単純に計算して日本人男性の12人に1人は男性不妊、ということになります。
12人に1人だったら、自分の身の回りの男性の何人かは男性不妊でも不思議ではありません。
当然、自分の夫が男性不妊である可能性だって、普通にあるわけです。
男性不妊とはどんな状態か?
男性不妊かどうか知る方法は…?
他人事ではない、男性不妊の基礎知識についてまとめました。
そもそも、男性不妊ってどんな状態?
不妊症のうち男性側に原因があるものを男性不妊と呼びます。
実はその定義はけっこう曖昧。
精液検査の数値が○○以下だったら男性不妊、この病気にかかっていたら男性不妊、などと明確な基準が決まっているわけではありません。
ただ、男性に問題があって妊娠できないということは、精子に問題があることと、ほぼイコール。
男性不妊と呼ばれる状態の90%以上は、精子に何らかの問題がある造精機能障害によるものです。
精子に元気がないものから、精液中に精子が存在しない無精子症まで、造精機能障害にも様々な程度があります。
男性不妊はどうすればわかる?
男性不妊かどうかは、精液検査を受ければすぐにわかります。
逆に言うと、精液検査を受けるまでは、男性不妊かどうかがわからないということでもあります。
勃起障害のように性行為自体がうまくできない場合は別ですが、造精機能障害による男性不妊は、一般に自覚症状がありません。
精子に問題があってもセックスや射精は普通にできますから、行為自体からは男性不妊かどうかはわからないのです。
それに、避妊を止めたのに妊娠しないという時、多くの人は女性の体に何か問題があると考えますよね。
まさか男性に原因があるとは思わず、妻だけが不妊検査を受けて、夫は検査を受けないというケース、けっこう多いのではと思います。
でも、男性の12人に1人が男性不妊であるなら、妊娠しないのは夫には関係がない、なんて言えませんよね。
精液検査については、誰しもが「そんな検査を受けるなんて恥ずかしい」という思いを少なからず持っているでしょうが、そうやって検査を避けることで、妊娠のチャンスを逃してしまうことだってないとは言い切れません。
夫の不妊検査をしないまま何年も不妊治療をして授からず、もう自然妊娠はできない年齢になってから夫の男性不妊が発覚した…
というお話、私の身近な人にも実際にありました。
もっと早く2人で検査を受けていたら、今頃は子供を授かっていたかもしれないのに。
その後悔は本当に大きくて、かつ取り返しの付かないものでもあります。
妊活を始めるなら、うちは大丈夫、自分は関係ないと思わず、ぜひ夫婦2人で不妊検査を受けてください。
精液検査ってどういうもの?
精液検査は産婦人科、不妊治療クリニック、泌尿器科のいずれかで受けることができます。
詳しい検査方法については、こちらの記事を参考にしてください。
精液検査ってどうやるの?妊活夫婦向け、初めての精液検査ガイド≫
私の夫が検査を受けた時の体験談もあります。
妊娠は2人でするもの。恥ずかしいから、気まずいからと後回しにせず、2人で一緒に妊活を進めていってくださいね。
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