化学流産とは?検査薬の精度向上やフライングで起こる、妊娠未満の出来事

虫眼鏡で何かをチェックしている白衣の女の子の写真妊活サイトの掲示板や情報を見ていて、「化学流産」あるいは「化学的流産」という言葉を見たことはありませんか?

化学流産という言葉、私は自分が妊活をするようになって初めて知りました。

女性であっても、あまり聞いたことのない人も多いんじゃないでしょうか。

というわけで、今日は化学流産とは何かという意味と、その原因について説明します。

化学流産は、医学的には流産には入らない

卵のパックから、卵が1つだけはみ出している写真化学流産とは、妊娠検査薬で一度は陽性が出たのに、実際には妊娠には至らずに生理が来る現象のこと。

流産という名称は付いていますが、医学的には妊娠したとも流産したとも見なされず、流産とはカウントしません。

化学流産は、受精卵が一度は着床したものの、着床を継続できる状態ではなく流れてしまうもの。

着床を維持できないのは、受精卵自体に染色体異常などの問題があり、そもそも妊娠できる状態になっていないからだと言われています。

受精卵の異常は母体の健康状態には関係なく、あくまでも確率の問題。化学流産は母体側が努力して防げることではなく、通常であれば気付きももせずに生理を迎えるものです。

妊娠検査薬の精度向上とフライングで、化学流産に気付く女性が増えた

ジャンプしている女性の写真この化学流産という言葉、よく使われるようになったのは最近のことだそうです。

化学流産の現象自体はずっと昔から変わらず存在しているので、これは化学流産に気付く女性の数が増えたということ。

理由は2つあって、ひとつは妊娠検査薬の精度向上、もうひとつは妊娠検査をフライングする女性が増えたことです。

ひとつずつ説明していきますね。

化学流産は、簡単に言うと着床して妊娠が起こりかけたけどやっぱり今回はダメだった、という現象ですが、この時、女性の体内では妊娠した時と同じホルモンが一時的に分泌されます。

妊娠検査薬の精度が低い場合はスルーしてしまうのですが、現在の検査薬は精度が高いため、以前なら見逃していた微細なホルモン変化まで検出して陽性反応を出します。

検査薬を使った女性は、これを見て妊娠した!と思うわけですね。

では、なぜ一度は出たはずの陽性反応が消えてしまうのか?

それを説明するのが、妊娠検査薬を使うタイミングの問題。

通常、妊娠検査薬は生理予定日の1週間後以降に使うことが推奨されています。でも、最近は待ちきれずに、生理日前後でフライングしてしまう女性が多いんですよね。

生理が来る前に検査薬を使った場合、化学流産によるホルモン反応も陽性として検出されますが、実際には妊娠していないので、生理が来たらその陽性反応はなくなります。

そのため本来のタイミングで検査薬を使えば、当然陰性。

これが化学流産の正体です。

化学流産は、妊娠検査薬を正しいタイミングで使っていれば、本来気付くこともない現象。個人的には、わざわざ知る必要のないことじゃないかな…と思います。

生理予定日が近づいてくると、1日も早く妊娠検査薬を使いたくなる気持ちは、私もよーーーくわかるんですけどね(^_^;)

でも、そのために化学流産という事態を目の当たりにして、かえってガッカリしてしまうのなら、やはり普通に待ったほうがいいような気がします。

流産という紛らわしい名称が付いていますが、あくまでも妊娠しかけただけであって、医学的には妊娠したうちには入りません。

余計なストレスを抱えないためにも、妊娠検査薬のフライングはせず、生理予定日が過ぎるのを待ったほうがいいのではないでしょうか。

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