卵子の数は減るばかり。絶対に増えることはない
女性には卵子、男性には精子があって、2つが受精して妊娠が成立します。
で、私は長らく、女性の卵子って、毎月生理のたびに新しい卵子が作られるものとばかり思っていました。
でも違った!(知らなかったほうが恥ずかしい!?)
私たち女性は、生まれた時すでに一生分の卵子、正確には卵子の材料を体の中に持っています。
そして、卵子の材料を使い切ると、排卵ができなくなって閉経する。
閉経ってそういうことだったのか…と、今さらながらに知った私だったのでした。
男性は何歳になっても子供を作れますが、それは日々新しい精子を作っているから。女性の場合は生まれつき持っている卵子のストックがなくなれば妊娠のチャンスも終わり。
だから、女性には妊娠できる年齢にリミットがあるんですね…。
女性が一生で排卵する卵子は400~500個くらい
女性は生まれてきた時、100~200万個の卵子の素を持っています。
ここで驚くなかれ、生まれた瞬間がもうピーク!その後、卵子の素はどんどん減少し、思春期の頃には30万個くらいに減少してしまいます。
その後の減少スピードの加速はすさまじく、40歳を迎える頃には2~3万個、50歳前後にはゼロになって閉経します。
でも、これは卵子の素の話。材料がそんなにあるなら、卵子はいくらでも作れるんじゃないの?と思いますよね。
けれど、実際に女性が一生のうちで排卵する卵子の数は400~500個。1万個も2万個も卵子を排卵はできません。
卵子の素は、1個ずつ全部が一人前の卵子としてデビューできるわけではないからです。
排卵の仕組みは運任せ!?
私たちの体の中では、月経周期と関係なく、卵子の素が常に成長をスタートしています。
卵子として成熟するには3~4ヶ月くらいかかるのですが、成長スタートのタイミングはバラバラなので、子宮の中にはいろんな成長度合いの卵子のタマゴが常にある状態。
毎月1回の排卵日が来ると、その時あるタマゴたちの中で、一番ちょうどいい大きさの卵子が1個だけ選ばれて排卵されます。
「お前が一番、規定のサイズに近いな。よし、行って来い!」みたいな感じ。
使われなかった残りの卵子は、体に吸収されてなくなります。これが排卵のおおまかな仕組み。
排卵される卵子って、毎月1000個くらい消費されていく卵子の素のなかで、一番タイミングがいい子のことだったのです。
卵子って、てっきり1個ずつが28日間かけて大切に育てられるようなものかと思ってましたが…
実態は完全に運任せ!
偶然ちょうどいい大きさになっていた卵子が採用される、ってことにビックリしちゃいますね。
卵子の数は増やせない
卵子の素の総量は、残念ながら生まれた時には決定されていて、後から増えることは絶対にありません。
男性と違い、女性の体では新しい卵子の素が作られることはないんです。当然ながら、外部から補給することだってできません。
50歳前後で訪れる閉経は、卵子の素をすべて使い切った合図。閉経すれば、もう妊娠することはできません。
卵子は月に1個ではなく、月に1000個のペースでなくなっています。
しかも数の問題だけではなく、老化の問題もあります。私たちの年齢と同じだけ卵子も年を取るので、年齢が上がるほど、卵子の鮮度は下がり、妊娠もしにくくなります。
卵子を若返らせることは、現代の最新医療をもってしても叶いません。
見た目がどんなに若い美魔女であっても、卵子の老化は平等です。
妊娠を考えるなら、妊活を始めるのに遅すぎることはあっても、早過ぎることはないということを忘れないでくださいね。
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