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35歳のからの妊活、管理人ナオのプロフィールイラスト

こんにちは、「35歳からの妊活」管理人のナオです。

私は1979年生まれ。サイト名のとおり、35歳になってから妊活を開始しました。

結婚自体が33歳の時と遅めだったのですが、恥ずかしながら、その時は30代に入ってからの妊娠・出産がどれだけ大変なのかをまったく理解していませんでした。

35歳が高齢出産だから、私はもう高齢出産確定だな~って、軽く考える程度。

もともと子供が欲しいという願望が薄かったこともあって、子供?まあ、いつかは産みたいけどねって、そんな風に思っていました。

結婚後から、妊活をスタートするまで

私たち夫婦は、半年先に結婚式を控えていたこともあって、結婚して一緒に暮らし始めてからしばらくはピルで避妊をしていました。

結婚式の後はピルを飲むのは止めましたが、結婚したことで張り切って働いてくれた夫は忙しく、2人の時間が楽しかったこともあって、あれよあれよと1年半が経過。

私は35歳になりました。

35歳の誕生日。ああ、とうとう35歳になってしまったと、妊娠を強く意識しました。

実は、その少し前から妊娠を気にするようになってはいたのですが、一生懸命働いてくれる夫の姿を見ると、なかなか言い出せなかったりもして。

でも、誕生日の当日、あっという間に高齢出産の年齢になっちゃったねえ、なんて軽く口にした私に、夫は思いがけない言葉をくれました。

自分が仕事ばっかりしていたせいで、ナオを35歳にしてしまった。もっと早く気づいてあげるべきだったのに、俺のせいでナオの時間を取ってしまった。ごめんね、と。

夫は何も悪くなんかないのに。涙が出ました。

もし子供ができなくても幸せだけれど、まずは2人で不妊検査を受けて、子供ができる可能性があるかだけでも知っておこう。

2人でそう話をして、不妊検査をしている病院を探しました。これが、私たちの妊活のスタートです。

35歳で妊娠することの大変さ

いざ妊活をスタートして、妊娠に関する知識を学び始めると、現実の厳しさを思い知らされました。

「子供はそのうち産めばいい」

「避妊を止めれば妊娠する」

「妊娠すれば出産できる」

そんな甘い考えは、ことごとくガシャーン!と打ち砕かれました。

特に、流産を経験したことは大きかったです。これをきっかけに、妊娠すること、出産すること、子供を育てるということについて、本当に真剣に考えさせられました。

そんな経験を経て、よく夫と話すようになったのは、子作りは早いほうがいいということ。

仮に今すぐでなかったとしても、不妊検査や精子検査を受けて、自分たちの体の状態を知っておくこと、妊娠の仕組みについて知っておくことは本当に重要だよね、と。

私たちは、妊娠について思った以上に無知です。

女性が妊娠できるチャンスは月1回だけ、35歳女性なら、万全のタイミングを狙っても妊娠できる確率は20%あるかないか。

無事に妊娠できたとしても、全妊娠の15%は流産になる。

40代になると、自然妊娠できる確率は数%まで下がり、仮に妊娠しても半数近くは流産してしまう。

夫も私も、そうした現実と事実をまったく知りませんでした。

振り返れば、小学生の保健体育の授業以外では、妊娠について正確な知識を習う場所や機会ってないんですよね。

知らなかったがゆえの「出遅れ不妊」

不妊治療に関する、とある記事の中で、不妊治療の先生が「不妊治療クリニックを訪れる女性の多くは、5年前に来てくれれば治療の必要はなかった”出遅れ不妊”」であるということを語っていました。

女性の年齢と妊娠できる確率というのは、残酷なまでに比例します。

芸能人が40代で出産しているとか、見た目が若いとか、そんなことは関係なく、40歳を過ぎると、女性は等しく、著しく生殖能力を失うのです。

30歳を過ぎても、いまひとつ大人になった実感がない私にとっては、ショッキングな事実でした。

妊娠に関する正しい知識を、もっと早くから知っていれば、妊活や不妊に悩むことはなかった。

そんな女性やご夫婦が、世の中にはたくさんいるはず。もちろん、私や夫もそのうちの1人であり、2人です。

仕事やお金は自分の努力で何とかしようがあるけれど、妊娠・出産は努力だけではどうにもならない、取り返しの付かない領域です。

だからこそ、できるだけ早い段階で、正しい知識を知っておかなければ。

私たちが妊活や流産を経て経験したこと、知ったことを共有することで、ほんの少しでも、同じような誰かの役に立てれば。

このサイト「35歳からの妊活」は、そんな思いから作成しました。

自分の年齢をきっかけに妊娠を意識するようになった、そんなあなたのお役に立てれば幸いです。

記事の根拠や情報源について

インターネットが普及して、たいがいのことは検索すれば調べられるようになりましたが、その一方で、ネットの情報には根拠が不十分なものや、事実に反するものが多いことも確かです。

妊活・不妊治療においても、リソースや根拠が不明な情報や、私はこう思う・こう聞いたことがある、といった根拠があやふやな情報もたくさんあります。

当サイトの記事作成にあたっては、できるだけ信頼性の高い情報をお届けできるよう、基本的には次のような情報を参照しています。

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