太りすぎの女性は妊娠の確率が低くなる!BMI25以上は要注意
太りすぎ=不健康、という認識は誰しも持っていると思います。
では妊活においてはどうかと言うと…
肥満女性は排卵障害になりやすく、妊娠しにくいというデータがあります。
太りすぎは、なぜ妊娠確率を下げてしまうのか?
自然妊娠の確率をアップさせる適正な体重は…?
ハーバード大学の調査結果から、肥満と妊娠確率の関係について紹介します。
肥満女性が妊娠しにくい理由とは?
肥満の度合いを示す指標にBMI値がありますが、皆さんは自分のBMI値を把握していますか?
わからない人は、一度計算してみてください。身長の単位はメートルなので、150cmなら1.5として計算してくださいね。
- BMI値=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
ハーバード大学がこのBMI値と妊娠確率について調査を行ったところ、BMIが25以上の女性は排卵障害リスクが高く、妊娠しにくいということがわかりました。
BMI25は具体的にどれくらいかというと、身長150cmの女性で56kg、155cmで60kgくらい。
確かに、ちょっとぽっちゃりめかもしれないですね。これを超える体重になってくると、妊娠しにくい体になってしまうということです。
排卵障害を持つ女性に肥満の割合が多いことは以前から知られていますが、これにはインスリンが関係していると言われています。
インスリンは血糖値に関わるホルモンの一種。
インスリンというと糖尿病のイメージが強いかもしれませんが、インスリンは女性ホルモンや男性ホルモンの分泌にも影響しています。
ちなみに、女性の体内にも男性ホルモンは存在しているんですよ。普段は女性ホルモンの働きのほうが優勢ですが、バランスが崩れると男性ホルモンの影響が強まって、さまざまな障害を起こすことがあります。
排卵障害もまさにそのひとつ。
太りすぎの女性は血液中のインスリン値が高くなりやすいのですが、そうなると男性ホルモンの働きが強くなって女性ホルモンの働きを阻害し、排卵障害を起こしやすくなると言われています。
排卵が起きなければ妊娠はできませんから、結果的に、肥満女性は妊娠しにくくなってしまうというわけですね。
肥満による不妊リスクを減らすには、標準体重を目標に!
肥満女性は妊娠しにくい。
では反対に、どれくらいの体重なら妊娠しやすいのか?
調査結果では、最も排卵障害のリスクが低く、妊娠しやすかったBMI値20~24の女性グループ。
BMI20~24というのは痩せても太ってもいない標準体型の範囲です。例えば身長155cmで体重50kgの女性のBMI値は20.8。
現在太りすぎの女性であっても、減量してBMI値を標準に近づけることで、排卵障害が改善することは、たくさんの研究で検証されているそうです。
自分のBMI値を計算してみて、25以上になってしまった女性は、ダイエットすることも妊活のうち。
妊娠を希望するなら、排卵日やタイミングも重要ですが、少しずつでも良いので体重を落とすことも、合わせて心がけてみてくださいね。
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