不妊リスクを下げるには、植物性タンパク質の摂取が効果的!
ハーバード大学の調査によると、タンパク質と妊娠の確率には明らかな関連が見られるそうです。
タンパク質って言うと、お肉やお魚、大豆なんかが思い浮かびますよね。
食事の中でもメインのおかずになることが多い食品なので、確かに体のコンディションには大きな影響がありそうです。
調査結果では、タンパク質の摂取量だけではなく、タンパク質の種類によっても妊娠確率に影響があるとのこと。
どんなタンパク質を摂れば妊娠に良い効果が得られるのか、タンパク質と妊娠確率の影響について紹介します。
タンパク質の摂取量が多いと、不妊リスクが上がる!
まずはタンパク質の摂取量と妊娠確率について。
女性をタンパク質の摂取量が多いグループと少ないグループに分けて比較したところ、タンパク質をたくさん摂取しているグループは、最低量のグループに比べて不妊リスクが41%も高かったそうです。
今、ん?と思った人もいるかもしれませんが…
そうなのです。これ、タンパク質が多いほうが良いのではなくて、少ないほうが妊娠には良いという結果。
具体的には、低タンパク質量グループは1日に約77g、高タンパク質量グループは1日に約115gのタンパク質を摂っていたそうです。
タンパク質が多いほうが妊娠にも良い影響があるのかと思いきや、そういうわけではないんですね。
ちなみに、タンパク質100gは、ローストビーフや焼豚500g分くらいに相当します。0.5kgのお肉って…けっこうな食べっぷり!?
調査場所がアメリカですし、主なタンパク源がハンバーガーとかフライドチキンだったりベーコンだったりしそうなので、そのへんも影響はしていそうですね(^_^;)
同じタンパク質でも、植物性タンパク質なら不妊リスクの影響が少ない
じゃあ、タンパク質を食べなければ妊娠確率は上がるのかというと、そんな単純な話でもありません。
タンパク質は人間の体を維持するために必要な栄養素ですから、ゼロにしたら体がおかしくなってしまいます。
先ほどの調査には続きがあり…
タンパク質の種類でも比較を行ったところ、動物性タンパク質と植物性タンパク質とでは、不妊リスクの出方に差があることがわかりました。
同じタンパク質であっても、動物性タンパク質は不妊リスクを上げ、植物性タンパク質は影響が少ないのだそうです。
結果的に、植物性タンパク質を多く摂っている女性のほうが、不妊リスクが少なく、妊娠確率が高い、ということですね。
妊娠しやすい体作りには、1食あたり手のひら1杯の植物性タンパク質
ここで一度、ここまでの調査結果をまとめてみます。
- タンパク質の取り過ぎは不妊リスクを上げる
- 動物性タンパク質は不妊リスクを上げる
- 植物性タンパク質は不妊リスクへの影響が少ない
これらを総合すると、妊娠しやすい体作りのためには、適量の植物性タンパク質が有効だということ。
適量ってどれくらい?という疑問には、調査では1食あたり手のひら1杯分程度の量を目安として示しています。
というわけで最後にまとめると、不妊症のリスクを下げ、妊娠の可能性を高めるには、1食あたり手のひら1杯分の植物性タンパク質を摂取し、動物性タンパク質は取り過ぎないこと、となりますね。
日本食はお豆腐や納豆などの大豆製品が豊富なので、比較的食生活に取り入れやすい気がします。
また、動物性タンパク質であっても、お魚と卵は1日1食であれば不妊リスクへの影響はないそうですよ。
お魚や大豆をたくさん食べる伝統的な日本食のメニューは、不妊症予防や妊娠確率のアップにも効果があるってことですよね。
毎日の食生活が体に与える影響は、思っている以上に大きいもの。
これから妊活する人は、普段の食事メニューを和食中心にしたり、ランチメニューを定食にするなどして、ぜひ植物性タンパク質の献立を取り入れてみてはどうでしょうか。
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