妊娠しやすい体作りには玄米や全粒粉が有効。ハーバード大学が実証!
毎日のように食べている、ご飯やパン。
これらが妊娠の確率に影響しているなんて、普段は考えもしませんが…
実は、どんなご飯やパンを食べているかによって、不妊リスクや妊娠のしやすさに影響があるということが、ハーバード大学の調査でわかりました。
炭水化物の種類によって、不妊リスクが92%も変わる
ハーバード大学が全米18000人の看護師を対象に行った、「看護師健康調査」。
この調査結果によると、普段食べている炭水化物の質と不妊リスクには、明確な関係性が見られたそうです。
※ちなみに一般女性ではなく看護師を対象にしているのは、報告が正確で、より精度の高いデータを得られるためだとか。
最初に結果を紹介すると、消化しやすく血糖値が上がりやすい炭水化物を食べている女性は、そうでない女性に比べて、排卵障害による不妊リスクが92%も高いことが判明しました。
92%ってスゴイ数値ですよね…!
そして不妊リスクに関係していたのは、炭水化物の摂取量ではなく、炭水化物の「質」。
炭水化物というとご飯やパン、あとはパスタなどの麺類もですね。こうした主食系の食べ物の質が、妊娠の確率にも影響していることがわかったのです。
炭水化物による血糖値の上下が、排卵障害リスクを左右する!
調査の結果でわかったのは、玄米や全粒粉などの精製されていない炭水化物は、不妊症のリスクを下げ、妊娠の確率を上げてくれるということ。
反対に、白米や小麦粉などの精製された炭水化物は排卵障害のリスクを上げ、妊娠確率を下げてしまうことがわかりました。
では、不妊リスクを上げる炭水化物と、下げる炭水化物の違いはどこにあるのか?
答えは血糖値の上昇具合。
白米や小麦粉などの消化吸収しやすい食べ物は、血糖値の上がり下がりが激しくなります。
一方、玄米や全粒粉はゆっくり消化されるため、血糖値はゆるやかに上がり、ゆるやかに下がります。
この血糖値の上下は女性ホルモンバランスにも影響していて、乱高下が続くとホルモンバランスも急激な変化を繰り返してしまい…
その結果、排卵障害を起こしやすいということがわかったのです。
妊娠しやすい体を作るなら、消化吸収がゆっくりな炭水化物を選ぶこと
この調査結果から導き出されたのは、不妊リスクを予防して妊娠しやすい体を作りたいなら、消化吸収がゆっくりで、血糖値を急激に上げない炭水化物を選ぶべきだということ。
基本的に、精製加工された白い炭水化物は血糖値を上げやすく、加工されていない炭水化物は血糖値の上昇がゆっくりです。
白いご飯よりも玄米、白いパンより全粒粉パンやライ麦パン、白砂糖より黒砂糖のほうが、妊娠しやすい体作りには役立つというわけですね。
主食系なら毎日食べるものなので、比較的食生活にも取り入れやすいのではないでしょうか。
消化がゆっくりな炭水化物を選ぶこと、妊活中の人は、ぜひ試してみてください。
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