卵子の老化って詳しくはどういうこと?卵子と年齢と妊娠の関係
女性が年齢とともに妊娠しにくくなるのは、卵子の老化が原因。
最近は妊活や不妊治療がメディアで報道されることが多くなり、「卵子の老化」という概念も広く知られるようになってきました。
男性の精子は毎回新しく作られますが、女性は生まれた時から一生分の卵子を体内に持っていて、生きてきた分だけ、卵子も老化するのです。
作られてから20年の卵子と、35年経った卵子なら、確かに妊娠率にも差が付きそう…。
でも一方で、卵子の質を良くして妊活しよう、なんて広告や特集も見かけたりしますよね。
もう卵子の年齢は決まっているのに、質を良くするってどういうこと?
卵子の老化は止められるの?
などなど、卵子の老化にまつわる疑問についてまとめました。
「卵子の老化」って、具体的にはこういうこと
毎月1回の排卵日に排卵される卵子。
この卵子の素となる細胞は一次卵母細胞と呼ばれ、生まれた時から女性の体内に一生分がストックされています。
卵母細胞の数は、この世に生を受けたらもうずっと増えることはなく、消費されるのみ。常に新しい精子を作っている男性と、女性との大きな違いです。
女性に閉経があったり、妊娠できる年齢に上限があるのは、生殖に使える卵子の数に限りがあるからなんですね。
さて、卵母細胞はそのまま卵子として使われるわけではありません。
変な例えかもしれませんが、卵母細胞はお料理で言うと下ごしらえの状態で、排卵する時に仕上げが行われて成熟し、受精可能な卵子として完成します。
けれども、素材が新鮮なほど、お料理の完成度も高いのは卵子も同じ。
下ごしらえの状態で何十年もストックされていた卵母細胞は古くなっていて損傷を受けやすく、未成熟であったり、染色体異常を持つ確率が高くなります。
これが、いわゆる卵子の老化。
卵子が老化していると、正常な排卵ができない、卵子に妊娠できるだけの生殖能力がない、受精しても受精卵が成長せず流産する…などの、さまざまな問題や障害が発生します。
だから、卵子の老化=妊娠しにくい、出産に至らない、という結果になってしまうんですね。
卵子の老化は止められるのか?
生まれた時から一生分の卵子を持っているということは、自分の年齢=卵子の年齢でもあるということ。
私の場合、妊活をスタートしたのが35歳だったので、卵子も35年モノだったというわけです。
妊活するまでは意識したこともありませんでしたが、35年モノの細胞って考えると、とてもイキイキ新鮮なものには思えませんね…(-_-;)
それはさておき、卵子の老化を止める方法ですが、今現在、これといった方法はありません。細胞の老化を止めたり若返らせたりするわけですから、卵子に限らず、そう簡単ではないことは容易に察しが付きます。
でも、卵子の老化に対して何もできないというわけでもありません。
卵子を保存して成熟させる環境である、自分自身の体のコンディションを整えることで、卵子の質が落ちるのを防ぐことは可能です。
例えば、冷え性でヒンヤリ冷たいままの体で保存された卵子と、卵子にとって快適な、ポカポカ温かい体で保存された卵子だったら、両者の質には差が出ますよね。
妊娠しやすい体作りの具体的な方法については、他の記事に多数まとめていますので、よければそちらも参考にしてください。
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