30代女性と40代女性は同じ確率で妊娠できる。答えはYESかNOか?

片手を頬にあてて考えている様子の女性の写真2010年にイタリア、ローマで開かれた国際学会で、妊娠出産に対する過去最大規模の国際意識調査「スターティング・ファミリーズ」の結果が発表されました。

これは、世界18ヶ国の妊娠を希望するカップル計1万45人を対象に行われた意識調査で、調査対象には日本も入っています。

けれども残念なことに、この調査は、日本人カップルの妊娠や不妊に関する知識が、世界的に見ても乏しいことを浮き彫りにする結果となりました。

40代の女性は30代の女性と同じ確率で妊娠できる。答えは…?

チェックリストに赤ペンでチェックを入れている写真スターティング・ファミリーズには、不妊症に関する正しい知識がどれだけあるかという調査も含まれています。

例えばこんな質問。

「40代の女性は30代の女性と同じ確率で妊娠できる」

答えはNOです。

30代女性が1回の排卵日に自然妊娠できる確率は良くて15%ですが、40代になるとその確率は1ケタ代にまで落ち込みます。

40代後半の女性が自然妊娠する確率は、排卵日ジャストのタイミングを持ったとしても、わずか1~5%。

女性が妊娠できる確率はストレートに年齢と比例していて、30代後半からは加速度的に下がっていきます。

でも、日本人カップルの半数はこのことを知らず、先ほどの質問にYESと回答。調査対象18ヶ国の中でも、不妊に関する知識は最低スコアのグループに入りました。

実際、我が身を振り返ってみると…

いざ妊活をスタートするまで、妊娠の確率も、女性が40歳になったら自然妊娠は難しいということも、ちゃんとわかっていませんでした。

知っていたのは35歳からは高齢出産だということくらい。35歳を超えたら、出産以前に妊娠が難しくなるんだということは、妊活を始めて初めて知ったも同然です。

実は日本は、不妊治療クリニックの数がアメリカや中国を抜いて世界一の不妊治療大国。

にもかかわらず、不妊に関する知識は世界最低レベルというギャップがあります。

私自身もそうですが、妊娠が難しい年齢になってから慌てて妊活に取り組み、そこで現実を知るという女性が多いのでしょうね…。

今すぐには妊娠を希望していなかったとしても、まずは妊娠や不妊に関する知識を得ること。将来、もっと早く子供を産んでいればよかったのにと後悔しないために、正しい知識は大切だと思います。

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