精液検査の体験談を、夫本人に詳しく書いてもらいました。

試験管が並んでいる写真夫の精液検査に関する記事を読んでくださる方が多いようなので、夫に詳しいレポートを書いてもらいました。

東京の男性不妊専門クリニック、エスセットクリニックで夫が精液検査を受けた時の体験談です。

夫に精液検査をお願いするにしても、自主的に行ってくれるにしても、検査で何をするのかがわからないまま行くのは不安ですよね。

女性の不妊検査体験談はたくさんありますが、男性の体験談は少ないですし。これから精液検査を考えているご夫婦や、旦那さんに精液検査を受けて欲しいと思っている女性に、少しでも参考になればと思います。

では以下、夫による精液検査レポートです!

エスセットクリニックで基本精子検査レポート by 夫本人

うわさの男性不妊専門クリニック「エスセットクリニック」に行ってみた。
きっと気になっている人も多いだろうと思い体験談を書いてみる(;´д`)

私、男35歳既婚IT系会社員病気無、その他普通すぎて書く必要なし。

そんな私が、嫁に導かれるまま、気の向かないまま、エスセットクリニックという評判の男性不妊の専門クリニックにいってみました。

※嫁注)エスセットクリニックのHPによると、男性不妊の専門家は日本全国で約100名だけ。エスセットクリニックには6人の男性不妊専門医師が所属しているそうです。

まずはエスセットクリニックの精液検査をネットで予約

今回は嫁の機嫌も考えて素早く予約した。←妊活にはここが大事だと思う(;´д`)

予約フォームよりメールで予約日を問い合わせると、事務局の方から返信があり、2、3通のやり取りをした後、予約日を決めた。

診察時の注意点として、精子検査を行う際は2〜7日の禁欲期間(射精を我慢する期間…)を取るよう書いてあった。

ネットで調べてみたところ、最低でも2日は禁欲期間を取ったほうが良いという話が多かった。ただし逆に禁欲期間が長いと、その間に精子の活動が悪くなるので、長すぎるのも良くないという内容を割りと見かけた。

とりあえずこれらを総合して、2、3日になるように調整したのだった(;´д`)

精液検査の予約当日、クリニック到着まで

うまく平日に検査のタイミングをとる事ができたので、三越駅前から歩いて向かった。

最初クリニックの看板が出ていないので、どこか分からなかったが、GoogleMapを見ながら目的地に向かうと、どうやらパン屋の隣のビルのようだ。

男性不妊治療クリニックの看板が出ていないのは、来訪者への配慮と思われる。

パン屋の脇を抜け、奥のエレベータから10階に向かう。10階の案内には「エスセットクリニック」とだけ書いてあるので、恐らく関係者以外はなんのクリニックなのか全くわからないはず。

10階に到着すると半透明なドアがあり、それを開いて入っていくと、普通に歯医者の受付の様な感じ。受付は若いお姉さんだった。

他の検査の人とは会いたくないなと思っていたが、調整してくれたのか、誰にも会うことなく、精液検査の準備が整うまでロビーのソファーで1人で待った。感覚的には、歯医者の待合室みたいな感じ。

そして、精液検査の個室へ

その後、逆セクハラだと楽しいなと思っているうちに丁寧に説明をしてくれた。ようは、この先にいくつか小部屋があるから、そこの一室に入ってそこで1人でハァハァして、この検査用の透明なケースを満たしてきてくれと言うことだ。

小部屋に案内されると、ソファーとお手拭きナプキンとタブレットとヘッドフォンとティッシュがあるので、この順番道理に使えば採精完了となる。

もし隣に人がいればなんか気配が感じられそうだし、少し音も聞こえるかもしれないが、検査の時間をズラしてくれたようなので、誰もいないようだ。

精液検査の採精室の内部メージ

※もちろんドアはある。

エスセットクリニック採精室の様子を描いたイラスト

いざ、採精

さっそくタブレットを起動すると、いくつか(/ω\)イヤン動画が入ってる。あまり好みはなかったが…。

部屋から出る時間が早過ぎると、なんかカッコ悪いので少し待って退出してみる。

あとは受付でお姉さんに渡すと、本当ならすぐ検査をしてくれるようだ(予約時のメールには2時間半と書いてた)。

この日はたまたま都合が悪く、申し訳ないが郵送にするか、後日来てもらえないかとのことで、説明もしてくれるらしいので、せっかくだから後日伺うことにした。

精液検査の結果と説明

指定の日に伺うと、入って右の部屋に案内され、おじいちゃん先生が動画を見ながら検査結果を説明してくれた。こういったものは得意じゃないのだが、意外と動画を見るのは新鮮で印象深かった。

幸い至って健康とのことだったので、結果レポートとDVDを渡されて、無事基本精子検査は終了。

ただし精子の活動がややゆったりとしていたようで、それはやっぱり本人の資質なのだろうか…。

体調が悪かったり病気をしていると、活発でなかったり全体量が少なかったりして再検査になる事があるようなので、ある程度体調は整えて行ったほうがよい。再検査になる人も少なくないようだ。

もしこれで妊娠に至らない場合は、非常にレアなケースだが精子はあるんだけどなんか病気があるらしく、さらに詳しい検査をしていくとのこと。

実際に精液検査を受けてみた感想

不妊治療に訪れる男性に十分にケアをしているのか、不快感とか屈辱感とかそういったものは無く、むしろ丁寧でまじめに取り組んでいる感じだった。

私の担当はおじいちゃん先生だったが、他にも先生がいるらしく、受付で挨拶した感じはとても印象がよかった。

全体としては、やっぱり歯医者に行って帰ってくる感じに近い。終わるまでは分からなかったが、検査結果がでると納得感が出てきたので、やはりそれなりに気にしていたようだ。

夫の精液検査を終えて…

以上、夫による精液検査体験でした。今回、精液検査を受けたエスセットクリニックは、全国的にもまだ数少ない男性不妊専門クリニック。

通常、精液検査というと、女性が通っている婦人科や不妊治療クリニックに自宅で採取した精液を持ち込むか、クリニックで採精するのが一般的です。

どちらの方法を取るにしても、男性がこうした検査を受けることは、女性が不妊検査や内診を受ける以上に、心理的な戸惑いや抵抗があるのではと思います。

せめて少しでも行きやすいところを…ということで、今回はエスセットクリニックを選択しました。

自ら検査を受けると言ってくれた夫には、とても感謝しています。体験談を読むと、私のゴキゲンも考えていてくれたみたいですけれど(^_^;)

検査の結果が良くても悪くても、妊活が一歩前身することには間違いありません。お互いにどちらかの体に問題があるのではと考えるよりも、具体的な対策を考えられるほうがずっと建設的です。

でも、性の問題というのは、夫婦間であっても、とても話しにくい問題ですよね。精液検査も、受けて欲しくても言い出せなかったり、夫側にも心理的な抵抗が大きかったり。

その原因のひとつが、何をされるか、何が起こっているかわからないということだと思うのです。女性の不妊検査についても、具体的にどんな検査をされているのか知っている男性は稀だし、逆も然り。

精液検査を受けて欲しいと言ってはみても、実際に何をするのかは、女性には正確には理解できません。だから説明もできません。

妊活や不妊治療において、そうした「お互いに知らない」「何をされるかわからない」ことが、夫婦のすれ違いを生んでいることは少なくないのではないでしょうか。

自分たちの体験をこうして残しておくことで、私たちと同じように迷ったり悩んだりしている方たちの一助になれれば幸いです。

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