夫のための妊活ドリル初級編 – 夫婦で一緒にチェックしよう!
妊活は、夫婦2人で進めるもの。当たり前のことなんですが、このアタリマエが難しい。
私は妊活を頑張りたいのに、夫が思うように協力してくれない、わかってくれない…という悩みは本当によく耳にします。
なぜかと考えてみると、妊娠に対する男女の意識と知識の違いなのかな、と。そもそも同じ位置に立てていないので、すれ違いが起こるんじゃないかと思うのです。
そんなわけで、夫に、妊活夫として最初から知っておくべきだったと思う知識をピックアップしてもらいました。
名づけて…夫のための妊活ドリル!これから妊活を始める女性にとっても必要な知識なので、ぜひ夫婦で一緒にチェックしてみてください。
夫のための妊活ドリル 初級編の作成にあたって
こんにちは、ナオ夫です。
夫が妊活に協力的ではないことに不満な妻たちは多いと思います。でも、彼らは本当に非協力的なのでしょうか?ここには、男女の思考回路の違いがあるのではないでしょうか。
男性に何かを理解してもらうためには、しっかりと下調べした知識で、物事を順序立てて簡潔に説明することが大切です。
でも、もしあなたがコミュニケーション好きで感受性も豊かな、女性らしい女性であった場合、これを出来ていないこともあるでしょう。
男性からすると、女性の話は脱線が多く、客観的な事実より主観的な感情が押し出されているので、何を伝えたいのか、具体的にどうして欲しいのかわからないことが多々あります。
普段の生活では感情で押し切ってもうまくいくかもしれませんが、妊活は感情だけではうまくいきません。僕は妊活夫として、妊活にはスケジュールを立てるという事がとても大切だと感じています。
そして、男性がそのことを理解するためには、なぜそうなのかという理由の理解が必要です。
女性の年齢と妊娠の関係、妊娠のメカニズムといったことを理解していれば、自分の気分とか雰囲気は二の次で、いかに月1回のチャンスを合わせることが重要なのかが、男性にも認識できます。
そこで、夫婦で一緒に理想の妊活生活を送るには、どういった順で何を伝えればいいのかを、男性視点でドリル形式にまとめてみました。
旦那さんと一緒にチェックすれば、妊活に対する共通認識が頭に入ってくれるはずです。もし、旦那さんの理解に自信が持てないという場合は、このドリルを一緒に解いてみてはどうでしょうか。
夫のための妊活ドリル 初級編Q1~Q5
- Q1:女性が自然妊娠できる確率は?
月1回の排卵日に性交渉して女性が妊娠する確率は、20代で20%程度、30代で15%程度。35歳以降は自然妊娠できる確率は急激に低下していき、40代では1~5%にまで下がります。
月1回でこれしか確率がないのですから、30代で妊娠しようと思ったら半年~1年かかるのは当たり前、40代になれば自然妊娠は奇跡に近い確率であるということがわかると思います。
- Q2:排卵日って何?
月1回、女性の子宮に卵子が排出される日が排卵日です。男性の精子と違って、女性の卵子は常に妊娠できる状態で体内にあるわけではありません。
卵子と精子が出会わなければ妊娠は起こらないので、女性が妊娠できるのは月1回、この排卵日のみということになります。
- Q3:排卵日っていつ?
女性本人であっても、自分の正確な排卵日はわかりません。医師による超音波検査、基礎体温、各種検査ツールなどを使って予測の精度を上げます。
それでも排卵日を完全に特定するには至らないので、数日のズレは出ることを見越して妊活する必要があります。
精子は女性の体内で2~3日間は生きているので、排卵日周辺に1日おきに妊活予定を入れるのがいいでしょう。
夫の健康状態は精子の質に大きく影響するので、排卵時期は残業や飲み会は回避して、健康な状態で帰宅することも大切です。
- Q4:不妊の原因が男性にもある確率は?
不妊の原因の48%は、女性だけではなく男性側にも原因があります。うち、女性側に問題がなく、男性のみに原因がある不妊は24%と、決して低い確率ではありません。
男性不妊の確率と精液検査の必要性に関する詳しい記事はこちら≫
自分たち夫婦の妊娠の可能性を正確に把握するためにも、妻だけが不妊検査を受けるのではなく、夫も精液検査を受けておくべきです。
また、STD検査(性病検査)も自宅で簡単にできますので、こちらも早めに受けておくのがベター。性病は自覚症状がないことも多いのですが、もし陽性だった場合は治療に時間がかかり、その分、妊活も遅れてしまいます。
病院に行かずに郵送で完結するSTD検査キットもあるので、できれば今すぐに取り組みましょう。
- Q5:精子と男性の健康状態って関係ある?
精子の状態と男性の健康状態は、大いに関係があります。
ナオ夫も精液検査を受け、生活習慣で精子の質が変わること、男性が原因の不妊は男性が思う以上に多いということを説明されました。
男性不妊とまではいかなくても、現代社会では過度のストレスや労働で、男性の精子の運動率や量が低下している傾向があります。
ナオ夫も結婚当初は朝から晩まで、それこそ土日も仕事をしていました。自分では元気なつもりでしたが、やはり疲労は溜まり、夜の生活まで体力が持たず、帰ったら寝るだけということが多かったです。
妊活がうまくいかない原因のひとつには、男性の働き過ぎによる夫婦生活の回数の少なさ、男性の精子能力の低下があると思います。
実際我が家では、妊活の優先順位をあげて時間と健康の余裕に気を配るようにしたら、すぐに妊活の結果も現れました。
最後に
再びナオ夫です。
2人で初級ドリルをチェックしていくと、妊活とは妻だけが頑張るものではないこと、夫も精液検査を受けることの重要性に気付いてもらえるかと思います。
また、妊娠とは運任せではなく、確率に左右されることがわかれば、夫側の妊活への理解も深まるでしょう。
男性と女性とでは、妊娠に関する知識量に大きな隔たりがあります。ただ排卵日に夫婦生活を持てと言われるだけでは、夫としても妻の命令を聞いているだけのような気分になってしまうかもしれません。
なぜ妊活が必要なのか、どうして排卵日なのかを説明し、排卵日に合わせたスケジュールを組むことの重要性を理解してもらえれば、きっと妊活もスムーズにいくと思います。
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