毎日セックスすると精子の質が落ちる…は間違い!妊娠したいなら、むしろ毎日セックスすべき
毎日セックスすると精子の質が落ちるので、数日間の禁欲期間を設けるべき、という情報があります。
が、これは実は間違い。
最近の研究では、毎日セックスしたほうが、むしろ精子の質が上がること、さらには自然妊娠の確率も上がることがわかってきています。
実際の研究データを紹介しながら、セックスの回数と精子の質について見ていきましょう。
世界各地の研究結果が実証!セックスの回数が多いほど精子は元気になる
男性の禁欲期間と精子の質の関係については、世界中でさまざまな研究結果が報告されています。
その中から、日本も含めた3つの研究を紹介しますね。
東北大学医学部泌尿器科学教室では、5日間禁欲した男性の精子と、3日間連続で射精した男性の精子を比較。
その結果、連続で射精した精子は、日に日に運動率が高まっていったそうです。
卵子にたどり着くには、当然運動率が高いほうが生き残りやすく有利ですから、運動率が高まったということは、すなわち精子の質が上がったということ。
また、オーストラリアの不妊治療チームが男性118名を対象にして行った研究では、男性に7日間毎日射精してもらうと、約80%の男性で精子の質の向上が見られるという結果になりました。
所変わってスペインの研究でも、男性の禁欲期間が短いほうが精子のDNAの損傷率が低く、質が良いという報告がされています。
精子は数より鮮度&質が大事。禁欲期間はあまり意味がない
以前は、妊娠の確率を高めるためには精子の数が多いほうがいいと考えられていました。
だから、禁欲期間を設けて、精子をたくさん貯めるのが良いとされていたんですね。
でも、最近の不妊研究では、精子は数よりも運動率や形の良さのほうが重要だということがわかってきています。
禁欲期間が長くなるということは、精子が作られてから貯蔵される時間も長くなるということ。
その間に精子が老化したり、ストレスによる影響を受けて劣化してしまい、生殖能力が落ちてしまうのではと考えられているそうです。
精子だって一種の生き物ですし、2~3日後には死んでしまうわけですから、生きが良くて活発なほうが卵子に到達しやすいだろうことはイメージできますよね。
妊活を始めると、限られたチャンスを完璧にしたくて、旦那さんに禁欲期間や排卵日セックスを強要してしまうことがあるかもしれませんが…
禁欲期間は、妊娠の確率を上げるにはあまり意味がありません。
それどころか、精子の質を下げてしまい、結果的に妊娠の確率を下げてしまう可能性のほうが高いのです。
排卵日前だからと禁欲するのではなく、排卵日が近くなったら、むしろセックスの回数を増やして、新鮮な精子がいつでも子宮内にスタンバイしている状態を作ることのほうが大切です。
妊活中だからといって、禁欲や排卵日セックスに躍起になるのではなく、日頃から夫婦のスキンシップを自然に取れるようにしておきたいですね。
それが、結果的には精子の質を上げ、自然妊娠の確率を上げることにもなると思います。
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