セックスの回数が多いほど、妊娠の確率は上がる
妊活を始めると、ほとんどの女性が排卵日を強く意識するようになると思います。
卵子と精子が出会って妊娠できるチャンスは排卵日しかないですから、当たり前なんですけどね。
私も、産婦人科で排卵時期を診てもらうタイミング指導をしてもらっていました。
ただ、このタイミング法による妊活の弊害もあります。
それは、排卵日以外のセックスをムダな行為に感じてしまうこと。
セックスが愛情を確かめる行為ではなく、妊娠のための手段や義務みたいになってしまうんですよね。
妊活を始めてから、排卵日セックスが義務のようになってしまい、排卵日にしか行為をしなくなったという話は本当によく聞きます。
確かに、排卵日にセックスしなければ妊娠はできません。でも、一方で、セックスの回数が多いほど妊娠はしやすいというデータもあるんです。
セックスの回数が多いカップルほど、妊娠確率は高かった!
アメリカで221組のカップルを対象に、1生理周期あたりのセックス回数と妊娠確率を調べた調査結果があります。
その結果がこちら。
- 週1回 … 15%
- 1日おき … 33%
- 毎日 … 37%
出典)New Engl J Med 1995;333.1517-21
每日セックスしていたカップルの妊娠確率は、週1回しかセックスしないカップルの約2.5倍。
セックスの回数が多いカップルほど、妊娠の確率も高いという結果が出たのです。
排卵日や時間を100%正確に予測できない以上、受精できるかどうかは運とタイミングにかかっています。
それならば、セックスの回数が多いほうが当たる確率も多いというのは、考えてみれば当たり前ですよね。ちょっと言い方が悪いかもしれませんが、数撃ちゃ当たるというわけです。
セックスに対するストレスが少なければ、女性ホルモンバランスも整う
この調査の考察では、每日セックスするカップルはセックスに対するストレスがなく、体調やホルモンバランスが整いやすいこと、頻繁に射精することで男性の精子の質が上がることも、妊娠率アップに貢献しているのでは、とも指摘しています。
女性ホルモンバランスは、女性の精神状態にも大きく左右されますから、確かにこれには一理ありそう。
「今月の排卵日、夫は嫌がらずにちゃんと応じてくれるかな…」
「明日は排卵日だけど、セックスできなかったらどうしよう…」
と不安になっているよりは、每日自然にスキンシップを取っているほうが、体にも心にも良いに決まっていますものね。
禁欲期間は不要。たくさんセックスするほど精子は元気になる
少し前までは、精子の質を高めるためには、男性はある程度の禁欲期間を取ったほうがいいとされていました。
でも、最近の不妊研究では、射精回数が多いほど、精子の運動率が上がり、妊娠もしやすくなることがわかっています。
私たちの体は、使えば鍛えられ、使わずにいると衰えるようにできています。生殖能力も例に漏れず、頻繁に使っているほうが鍛えられて強くなるというのがその理由。
うん、そう言われるとその通りかも、って思えますよね。
妊活を始めると、どうしても妊娠することだけがゴールになってしまい、セックスという行為も、すべて計算ずくで済ませようとしてしまいがちです。
でも、それが夫婦間の溝を生んで、かえって妊活の邪魔をしてしまうこともまた多いのではないでしょうか。
排卵日セックスにこだわりすぎず、日頃から自然に夫婦生活できるように心がけたいですね。それが結果的には、自然妊娠率の向上にもつながるということですから。
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