体外受精で子供1人を授かるのにかかる費用。47歳では2億超え…!?

通帳の上に置かれたたくさんのお札の写真メディアで不妊治療が取り上げられる時、必ずと言っていいほどセットで話題になるのが、高額な不妊治療費のこと。

不妊治療=お金がかかる、というイメージを持っている人も多いと思います。

では、不妊治療を受けて子供1人を産むのには、実際どれくらいお金が必要なのか?

それを示した興味深い数字を紹介します。

体外受精で子供1人を出産するまでにかかる費用

国立成育医療研究センターの齋藤英和不妊診療科医長が2011年に発表したデータによると、体外受精で1児を出生するのにかかる医療費は次のとおり。

  • 30代前半まで … 約150万円
  • 40歳 … 372万円
  • 45歳 … 3704万円
  • 47歳 … 2億3000万円

最後の47歳の2億円超えという金額にビックリさせられますが…(@_@)

この数値は、治療1周期あたり(=体外受精1回)の医療費を30万円として、体外受精の成功率から割り出した金額だそうです。

でも、体外受精って実際には1回で50万円以上かかることがザラなので、この金額の1.5~2倍くらいで考えたほうが実態に近いものになるのではないでしょうか。

45歳で子供1人を授かるための費用は約3700万円ですが、これは今すぐポンとこの金額を払えば子供を産めるという意味にはなりません。

妊娠・出産はあくまでも確率の問題ですから、逆算すると3700÷30=123.33となり…

45歳女性が子供1人を妊娠し、無事に出産に至るまでには123回もの体外受精が必要だという現実が見えてきます。

別の見方をすれば、45歳女性123人が体外受精を受けても、出産できるのは1人だけ。

しかも、体外受精にかかったお金は戻ってはきませんから、40代になってからの不妊治療が、いかに厳しいものであるかがわかるでしょう。

「今は不妊治療があるから大丈夫」なんて言えない

先ほどのデータだを見ると、30代前半、40歳、45歳での不妊治療費には3000万以上という、かなり大きな開きがありますよね。

これは、30代後半になると、女性が自然妊娠できる確率が急速に低下するため。

35歳女性が1回の排卵日で自然妊娠する確率は18%程度だと言われますが、この確率は年齢とともに一気に下がり、40代では5%未満しかありません。

体外受精というのは、下がり続ける確率に何とか抗う手段であって、高齢になってからでも妊娠・出産できる夢の方法ではないということは、覚えておいたほうが良いでしょう。

「今は不妊治療があるから大丈夫」
「今は40歳で子供を産んでいる女性がたくさんいるから、私も産めるよね」

そんな風に安易に考えていると、いざ妊娠を希望したり不妊治療を始めた時に、厳しすぎる現実に直面して、どん底に突き落とされかねません。

それに、現実問題、報われるかわからない状態で、高額な不妊治療費を払い続けることは、経済的にも精神的にも大きな負担。

不妊治療は女性の体にも多大な負担がかかりますから、治療を続けたくても、思うままに続けられるとは限られません。

不妊治療があるから大丈夫、ではなく、不妊治療の成功率が高い若い時にこそ、早く治療を始めるべきなのだと思います。

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