不妊治療すれば、必ず妊娠できるのか?現実はすごくシビアです。

顔を抑えて驚いた表情の女性の写真メディアで話題になることが増え、身近な存在になってきた不妊治療。

でも、誤解してはいけないのは、不妊治療をすれば誰でも妊娠できるわけではないということ。

「今は不妊治療があるから、多少年を取っても、その気になれば妊娠はできるよね」と思っているなら、それはとても危険です。

43歳を過ぎると、不妊治療しても子供が産める確率は1%を切る

不妊治療クリニックのHPなどを見ると、不妊治療の成功率が記載されていることが珍しくありません。

でも、例えばそのクリニックの体外受精の成功率が40%だったとしても、治療を行った人の40%が子供を持てたことを意味するとは限らないことに注意してください。

なぜなら、妊娠できた確率と、実際に出産まで至って赤ちゃんを産むことができた確率は違うからです。

厚生労働省のデータによると、体外受精1回あたりの生産分娩率(出産まで至った確率)は次のようになっています。

  • ~32歳 … 20%前後
  • 39歳 … 10%
  • 43歳 … 2%
  • 45歳以上 … 1%未満

これが、不妊治療(体外受精)を行って、実際に赤ちゃんを産むことのできた確率。

不妊治療の最終目的は出産ですから、妊娠を望む人にとっては、こちらこそが実質的な成功率だと言えるでしょう。

おそらく、ほとんどの人にとって、想像以上に低い確率だったのではないでしょうか。

体外受精が成功したのに、出産はしていないってどういうこと…?

どうして妊娠と出産の確率がイコールにならないのかというと、流産の問題があるから。

全妊娠の約15%は自然流産になりますが、この確率は女性の年齢とともに上がっていき、40代になると、妊娠できても約半数は流産してしまうという現実があります。

実際、私は35歳で一度妊娠しましたが、妊娠2ヶ月で流産しました。

この時に始めて、私の年齢なら6~7人に1人は流産すると聞かされて、妊娠しても必ず出産できるわけではないということにショックを受けました。

そして、手術後の体を回復させて、また妊娠を目指す期間の長さに、どれだけ落胆し、どれだけ焦ったか。

もっと若いうちに子供を望んでいれば妊娠の確率はもっとずっと高かったし、流産の確率はずっと低かったと、流産という経験をして初めて思い知ったんです。

今は、芸能人や有名人の高齢出産が明るいニュースとして度々テレビに映ります。高齢出産のママも本当に増えました。

でも、それを見て、決して自分も同じように産めると安心しないで欲しいんです。まだ大丈夫って、安易に思わないで欲しいんです。

夫と2人で過ごした楽しい時間に後悔はないけれど、子供が産まれるって奇跡のようなことなんだと気付くのに、私たち夫婦は、ちょっと時間がかかってしまいました。

これから妊活するあなたには、同じような思いをして欲しくないと、切に切に願います。

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