卵子の老化は、妊娠にどれほど深刻な影響を与えるのか
多くの女性が、妊活や不妊治療をスタートして初めて知ることになる事実。
そのひとつに、卵子は老化するということがあげられます。
精子は男性の体の中で常に新しく生産されますが、卵子はそうではありません。
女性は、赤ちゃんとして産まれた時には、すでに一生分の卵子を体内に持っていて、そのストックを排卵の度に消費しています。
産まれた時からすべての卵子を持っているということは、私たちが1歳年齢を重ねる毎に、卵子も一緒に年を取るということ。
そして、その卵子の老化は、妊娠の成立に非常に大きく、深刻な影響を及ぼすのです。
卵子の老化は、すべての女性に平等に訪れる
最近は美魔女なんて言葉も流行り、年齢を重ねても若々しい女性がどんどん増えていますね。
年を経ても美しくアクティブな女性を見ていると、30代や40代なんて、まだまだ若い、若い時と同じように妊娠や出産もできるという錯覚に陥ります。
でも、見た目の若さと卵子の若さには、何の関係もありません。
卵子の老化は、誰の上にも平等に、かつ残酷に訪れます。しかも、一度老化した卵子を若返らせることは叶いません。
卵子の年齢は、妊娠の確率にそのまま大きく影響します。
排卵日のセックスで女性が自然妊娠できる確率は、20代後半で20~30%。
30代になると10~15%まで落ち…
40代になるとさらに加速度的に現象。自然妊娠できる確率は、わずか1~5%しかありません。
妊娠のチャンスで排卵日は月に1回。確率1%で妊娠しようと思ったら、単純に考えて100回の排卵日が必要ですが、そのためには8年以上もの時間がかかる計算です。
…40代で8年もかけたら、その間に閉経してしまいます。
体外受精は、必ず妊娠できる夢の方法ではない
不妊治療の最後のステップに、体外受精があります。
体外受精とは、状態の良い卵子と精子を、あらかじめ体外で受精させ、受精卵を女性の体内に戻す方法。
受精卵を体に入れるのなら必ず妊娠しても良さそうなものですが、実際はそう、うまくはいきません。
日本産婦人科学会のデータブックによると、体外受精の成功率は35歳で約35%。
加齢とともに成功率は下がっていき、45歳では5%程度にまで落ち込みます。
原因はやはり、卵子の老化。一度失った時間を取り戻すのは、こんなにも難しい…と言うか、現代の最新医学をもってしても、取り戻すことは叶いません。
体外受精は最短で妊娠できる可能性を持った方法ではありますが、必ず妊娠させてくれる夢の方法ではないのです。
こうした数値の現実を知ると、
「避妊をやめれば、妊娠できる」
「40歳になってから出産した女性はたくさんいるし、私も大丈夫」
という考えは甘いのだと思わされます。
私自身も、いざ妊活を始めるまでは卵子の老化、年齢と妊娠率の関係というものを知らず、もっと簡単に妊娠できるものと思っていた1人なので、35歳以降の妊娠率の急激な低下を知った時には血の気が引きました。
卵子の老化は、医学でも努力でもどうしようもない問題です。
これから妊活する女性は、まだ大丈夫、という言葉に惑わされず、今すぐ真剣に、自分が妊娠できる可能性や卵子の老化という現実と向かい合って欲しいなと思います。
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