人工授精と体外受精の違いって?
自然妊娠が難しい場合や、年齢的にあまり時間をかけられない時の選択に、人工授精と体外受精があります。
でも、人工授精と体外受精の違いって何?って思いませんか?
私は妊活を始めた当初、この2つの違いがよくわからず、ごっちゃになっていました(^_^;)
人工授精と体外受精、同じもののようにも思えますが、実際にはさまざまな違いがあります。
妊活をするなら知っておきたい、人工授精と体外受精の違いについてまとめました。
人工授精と体外受精、方法の違い
人工授精は、精子を女性の膣内に注入する方法です。
通常のセックスでは、射精された精子は膣内を進む過程で大量に死んでしまいます。そのため、精子の数や運動量が足りないと、卵子にたどり着く前に全滅してしまう可能性も。
人工授精では、注射器のような器具を使って子宮の奥深くまで精子を注入するので、通常のセックスよりも、精子が卵子に到達できる確率が高くなります。
自然妊娠に近い形で精子と卵子の受精を狙う方法で、卵子の採卵はありません。
一方の体外受精は、あらかじめ女性の体内からも卵子を取り出してから行われます。
そして精子と卵子を体外で受精させ、成長が始まるまで培養した受精卵を子宮内に戻すのが体外受精。
すでに受精が完了した状態からスタートさせるので、妊娠の可能性は人工授精よりもさらに高くなるのです。
受精卵を戻すなら100%妊娠できそうなものですが、実際には体外受精をもってしても、必ず妊娠できるわけではありません。
体外受精の成功確率については別の記事で紹介していますので、気になる人はこちらも見てみてくださいね。
人工授精と体外受精、費用の違い
人工授精と体外受精では、費用が大きく違います。
人工授精の費用は1回2~3万円ほど。私はこれを聞いた時、えー!意外と安いんだ!と驚きました。
では、体外受精はどうかというと…
体外受精の費用は1回につき50万円前後かかるのが普通。人工授精とは費用がケタ違いに上がります。
体外受精の1回のみではなく、ホルモン剤治療や卵子の凍結保存代などの継続的な治療費もかかってきます。治療内容による個人差が大きいのですが、トータルでは50~100万円くらいかかると考えたほうがいいでしょう。
人工授精と体外受精、病院の違い
人工授精は不妊治療専門クリニックでなくても行えます。
タイミング指導など、妊娠の相談に力を入れている産婦人科でも、人工授精を行っている病院は多いんですよ。
費用も手頃ですし、人工授精って、思ったより身近な方法なんですね。
対する体外受精は、高度生殖医療を扱う不妊治療専門クリニックや大学病院でしか行っていません。
男性から精子を採取して注入するのみの人工授精と違って、体外受精では良い卵子を育てるためのホルモン剤投与、卵子の採卵、採卵した卵子の凍結保存、卵子と精子の受精と培養などなど、数多くのステップと高度な技術が必要です。
その分、費用もかかりますし、より専門的な設備とスタッフが必要になるということ。
人工授精と体外受精、言葉だけ見ると同じようなイメージを受けますが、実際にはこんなにもたくさんの違いがあります。
最後に、2つの違いをまとめておきますね。
- 人工授精…精子を女性の子宮に入れる方法。
1回2~3万円程度で、不妊治療専門クリニックでなくても行える。 - 体外受精…受精卵を女性の子宮に戻す方法。
1回50万円前後+通院費用がかかり、高度生殖医療を扱う病院でなければ行えない。
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