妊活体験談vol.03:言われて傷ついた言葉「もっと努力すれば?」
妊活中は、焦りや不安から大きなストレスを抱えがち。
そんな時、周囲からの何気ない言葉が焦りに追い打ちをかけたり、グサリと心に刺さってしまうこと、妊活中の女性は少なからず経験していると思います。
妊活中にかけられて傷ついた言葉、言われて嫌だったことについて、当サイトで独自にアンケートを行ったところ、思いがけずたくさんの女性の声を聞くことができました。
皆さんの体験談を、ここでひとつずつ紹介していきます。
夫に言われた「簡単に妊娠できると思ってるの?もっと根本的な努力をすれば?」
「体を温めたり、食事に気をつけたりするだけで、簡単に妊娠できると思ってるの?もっと根本的に体質を変える努力をすれば?運動して、しっかり体力付けるとかすればいいじゃん。」
病院に通って、クロミッドやhcg注射を使いながらタイミング法を実践していた時に主人に言われました。
自分でも温活したり、質の良い卵胞を育てるために、食事にもかなり気を遣っていました。
二人での、何気ない会話の中で言われたのですが、なかなか妊娠につながらず、妊娠しても流産してしまったりで、いつゴールが見えるのか不安で不安でたまらなかった時期だったので、「どうしてこんなに苦しんでいるのに、優しい言葉をかけたり、当事者意識を持ったりしてくれないんだろう。」と、孤独な気持ちに なりました。
(Tさん)
Tさんからの体験談は、妊活中に旦那さんから言われた言葉について。
妊娠に対する夫婦の温度差やすれ違いは、妊活中の夫婦なら、必ず一度は経験することではないかと思います。
妊娠するということは必然的にセックスの話題になるので、そもそも表立って話しにくいというのもあります。
でも、すれ違いの根本的な問題はそこではなくて、今回のTさんのお話のように、男女それぞれの大変さを理解できないところではないでしょうか。
Tさんは妊娠のために、ご自身でかなり努力をされていますよね。
排卵誘発剤であるクロミッドを服用して、さらに排卵を確実にするhCG注射も打っている。この注射、筋肉注射だから痛いんです。
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でも、旦那さんの目にはそれが努力と映っていなかった。
逆の立場でよく聞く話として、排卵日セックスを求める妻に対して、自分が種馬扱いされているようで嫌気が差したという夫側の話がありますが、これも、妻側の努力や頑張りが、夫にとってはそうではないというすれ違いの典型ですよね。
そんなすれ違いを何度も重ねるうちに、お互いに「どうしてわかってくれないんだ」が溜まっていって、2人でするはずだった妊活や不妊治療が、どちらか1人だけのものになってしまう。
こうした妊活の難しさについては、我が家でも随分、夫と話をしました。
私たち夫婦がよく話すのは、夫と妻とで、妊娠に関する知識レベルがぜんぜん違うのが問題では?ということ。
例えば、排卵日がどれだけ重要なのか、夫はわかっていない。一方で、妻は男性はいつでもセックスできると思っていて、排卵日セックスを強要される夫のしんどさがわからない。
その他にも、同じ出来事に対して男女で認識が違うことは、きっと数えきれないくらいあるでしょう。
特に、妊活や不妊治療をする時、女性は男性に比べて検査や治療で通院する回数が段違いに多くなりますが、病院で何をしているのかは男性の目からはブラックボックス。なかなかその大変さは伝わりません。
すると、「なんで2人の子供なのに、私ばっかりが大変な思いをしなきゃいけないの」「もう少し協力してくれてもいいんじゃないの」と、知識や経験の差が、そのまま気持ちの差にもなってしまう。
2人の子供が欲しいから妊活しているのに、これって、すごく悲しいすれ違いですよね。
でも反対に考えれば、知識の差を埋めることができれば、こうしたすれ違いも埋めていけはしないでしょうか。
こんな考えから、当サイトの「夫のための保健体育」というカテゴリーでは、我が家で考えた、夫に知っておいて欲しい妊活知識や、夫自身による手記などをまとめています。
これから妊活するご夫婦や、今妊活中だけれど何かギクシャクしてしまうという方は、一度覗いてみていただければと思います。
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