妊活体験談vol.06:言われて傷ついた言葉「仕事で無理だから今回は見送ろう」
妊活中は、焦りや不安から大きなストレスを抱えがち。
そんな時、周囲からの何気ない言葉が焦りに追い打ちをかけたり、グサリと心に刺さってしまうこと、妊活中の女性は少なからず経験していると思います。
妊活中にかけられて傷ついた言葉、言われて嫌だったことについて、当サイトで独自にアンケートを行ったところ、思いがけずたくさんの女性の声を聞くことができました。
皆さんの体験談を、ここでひとつずつ紹介していきます。
夫に言われた「仕事だから見送ろう」
現在、不妊治療専門医に通っています。
排卵前の卵胞チェックで受診し、次の人工授精の日程が決まった時のことです。
人工授精の日は卵胞の大きさを診てもらって決まるので、私の方でもおおよその予想をつけて前もって夫に伝えていました。
日にちが決まったので夫に電話すると…
「だめだ。その日は早朝出勤だから無理だ。今回は見送ろう」と言われてしまいました。
人工授精のタイミングは月に1回しかありません。
年齢のこともあるし、出来るだけ早く授かりたい。 私にとってはどの周期も無駄にはしたくありませんでした。
簡単に「無理だ。見送ろう。」なんて言われたくありませんでした。
即答で無理と言う前に、早朝出勤を他の人に変わってもらう事が出来ないだろうか?と打開策をまず考えて欲しかったです。 仕事も大事だけど子供を授かりたいんじゃないの?って。
1か月に一度しかない排卵。
なかなか子供を授からず、人工授精も3回失敗していることもあり、焦りもありました。
毎回、生理が来る度に落ち込み、不安になります。 その気持ちを分かって貰えなかったことはすごく寂しかったです。
(Aさん・30代女性)
読んでいて胸が痛くなるような、Aさんの体験談。
妊活や不妊治療に対する男女の温度差は、妊活中の夫婦が一度は経験することではないでしょうか。
男性って、子供は自然に授かるもの、そのうちできるものと考えているフシがあります。
一方の女性は、毎月生理という形で”妊娠できない自分”を突き付けられます。
妊娠したいと願っているのにできない。それが数ヶ月も続くと、自分が女性として欠陥品であるかのような気持ちになってくるんですよね。
こちらの体験談でも、すぐ妊娠できない自分は女性失格なんだろうかと落ち込んだという話がありました。
妊活体験談vol.04:言われて傷ついた言葉「すぐ妊娠できるんだから早めに作りなよ」≫
どうして妊娠できないんだろう。このまま一生子供は持てないんだろうか。
そんな不安を、1番わかって欲しい相手である旦那さんに理解してもらえないって、とてもショックなことです。
妊活や不妊治療における夫婦間の溝、これを解消するには、子供が欲しいという「気持ち」を共有することはもちろんですが、妊娠することがいかに大変なことかという「知識」を共有することも大切だと思います。
Aさんがおっしゃるように、排卵日は月に1回しかありません。
関連記事)
妊娠のチャンスは1年に12回しかない!≫
自然妊娠の確率は年齢とともにどんどん下がっていくし、人工授精で失敗した経験があるなら、なおさら「また次がある」なんて余裕ではいられません。
そこを旦那さんが理解できなかったのは、優しさとか真剣さが足りないということではなくて、事の重大さをわかっていないというのも大きいんじゃないかと思うんです。
そうしないと、どうしても女性ばかりが焦って先走り、2人の気持ちの差がどんどん開いていってしまう。
男性に対しては、私は妊娠できなくてこんなに辛い、という気持ちを訴えるよりも、自然妊娠は簡単ではないこと、月1回の排卵日がいかに重要であるかを「知識」として知ってもらうことから始めたほうが、結果的にスムーズに気持ちを理解してもらえるような気がします。
そんな考えから、夫と一緒に作ったこんな記事があります。
夫のための妊活ドリル初級編 – 夫婦で一緒にチェックしよう!≫
男性って、こんなことも知らないの!?と思うかもしれませんが、知らないんです(^_^;)
夫との間に気持ちの差を感じる…という妊活女性は、よければ一度チェックしてみてください。
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