妊活体験談vol.141:多嚢胞性卵巣「人工授精6回で授からず、体外受精で妊娠」
女性の不妊原因のひとつである、多嚢胞性卵巣症候群(略称PCOS)の治療体験談のコーナーです。
多嚢胞性卵巣と診断された経緯や、具体的な治療についてお聞きしたアンケート結果を紹介します。
今回は、体外受精で子供を授かったという32歳(当時)女性のPCOS体験談です。
現在の年齢
39歳
多嚢胞性卵巣症候群と診断された年齢
32歳
多嚢胞性卵巣症候群と診断されるまでの経緯
30歳で結婚し、2年経っても子供ができない為、妊娠出来るか調べてもらう為に不妊専門病院へ行きました。
血液検査、卵管造影検査、超音波検査などを生理の周期に合わせて行いました。
その結果、多嚢胞性卵巣症候群であると診断されました。
病院での診察内容
病院へ通い初めてからは、生理直後にまずきちんと卵巣内の卵が小さくなっている事を確認し、生理周期11日目〜13日め位の期間から、複数回卵胞の育ち方を確認しました。
卵巣内に目に見えるだけでも、片側に20近くの卵胞が見えていました。
これが多嚢胞性卵巣症候群であると説明を受けました。
多嚢胞性卵巣症候群について医師から受けた説明内容
医師からは、多嚢胞性卵巣には体質と遺伝があると言われました。
糖尿病ではないが、生まれつき血糖値が高めの体質の人がいるとして、自分はそちらのタイプではないかと説明がありました。
多嚢胞性卵巣が原因だったのではと思う症状
生理の周期がとても不規則でした。
きちんと28日目で生理がくる周期もあれば、45日近く生理がこない周期もありました。
生理痛もかなり重く、必ず鎮痛薬を服用していました。
多嚢胞性卵巣と診断されて不安だったこと
自然妊娠できるのかどうか、妊娠できなかったらどうしようという不安がとてもありました。
多嚢胞性卵巣の治療内容
自然妊娠の可能性もあるとして、人工授精を6回しましたが授からず、体外受精を行いました。
ホルモン注射などで、卵胞が育ちすぎ、お腹がパンパンに腫れた事もあります。
ただ、きちんと見極めの経験の豊富な病院でしたので、薬や注射の量を調整し、採卵は3回行いました。
多嚢胞性卵巣症候群はいい卵胞ができにくいという欠点はありますが、沢山採卵出来るというメリットもあります。
年齢を重ねると卵が育ちにくくなる人が多いですが、私は一度に15個以上は採卵できていました。
現在の状況
現在は体外受精で授かった子供も3歳になりました。
治療中は出口の見えないトンネルにずっといるようで、辛かったです。
周りに2人目ができたり次々妊娠していく中で、心からお祝いできない自分がとても悲しくなったりしていました。
他の女性へのメッセージ
生理痛がとても辛かったりするのは普通な事ではありません。
生理痛くらいで…と思わずに一度婦人科に行かれてみるのが必要ではないかと思います。
病院に行くことに抵抗がある方もいるとは思いますが、私の周りでは病院にかかり、子供を授かった友人がたくさんいます。
子供を産める年齢には限りがあります。
悩んでタイミングを逃さずに検査だけでも行くのは無駄にはならないと思います。
補足:多嚢胞性卵巣の改善に有効な成分「ピニトール」を知っていますか?
日本ではまだあまり知られていませんが、海外では多嚢胞性卵巣症候群の治療に、ピニトールという成分が使われています。
ピニトールは植物由来の成分で、ビタミンBの一種。
体内に入ると、多嚢胞性卵巣の女性に欠乏しているカイロイノシトールという成分の働きを補い、排卵機能を向上させる効果があります。
ピニトールは大豆、ルイボス茶葉、アイスプラントなどに含まれている成分ですが、含有量はごく微量。
多嚢胞性卵巣改善に有効な量を食事で摂ることはほぼ無理であるため、サプリメントが活用されています。
日本製のピニトール配合サプリ2つを紹介しますので、多嚢胞性卵巣や生理不順で悩んでいる方は、ご覧になってみてください。
ピニトール300mg配合「ママナチュレ」
ピニトール300mg、マカ300mg、葉酸400ugを配合した総合妊活サプリ。
2016年発売の新しいサプリだけあり、人気の妊活成分が大集合しています。
妊活サプリを飲みたいけれど、どれを選んでいいかわからないという人におすすめ。
定価は7980円で、定期コースだと初回3980円、以降3980円。
ただし、定期は6回以上の継続が条件で、合計では約28000円のお買い物になるので、それを理解したうえで申し込んでくださいね。
日本初のピニトール配合サプリ「ベジママ」
葉酸やマカではダメだった女性のために、というコンセプトで開発され、日本で初めてピニトールを配合した妊活サプリ。
ピニトールの可能性にいち早く着目した商品であり、原料となるアイスプラントも自社で栽培しています。
一般的な葉酸サプリは、妊娠希望の女性だけではなく、妊娠中や産後女性まで広く飲めるようになっていますが、ベジママは妊活に特化しているのが特徴です。
定価は5500円で、定期初回は2750円。
2回目以降は4680円になりますが、定期1回でも解約できるので、定期縛りが多い妊活サプリの中では買いやすい商品かと思います。