妊活体験談vol.139:多嚢胞性卵巣「42歳で乳がんになり、治療過程でPCOSに」

複数のビー玉が転がっている写真女性の不妊原因のひとつである、多嚢胞性卵巣症候群(略称PCOS)の治療体験談のコーナーです。

多嚢胞性卵巣と診断された経緯や、具体的な治療についてお聞きしたアンケート結果を紹介します。

今回は、35歳でチョコレート嚢腫がわかり、42歳で乳がん、続いて治療の影響で多嚢胞性卵巣になったという45歳女性の体験談です。

現在の年齢

45歳

多嚢胞性卵巣症候群と診断された年齢

45歳

多嚢胞性卵巣症候群と診断されるまでの経緯

35歳のころ、子宮内膜型卵巣嚢腫チョコレート嚢胞と診断され、開腹手術で右卵巣を摘出しました。

39歳で子宮腺筋症と左卵黄嚢腫チョコレート嚢胞を再発し、子宮と左卵巣を摘出予定でしたが、左卵巣に関しては、癒着がひどく、摘出できず悪い所だけ取り除く開窓術という方法で手術しました。

薬物療法を行っていましたが、42歳で乳癌になり、乳癌の治療が第一優先になり、抗がん剤治療など行っていくうちに、左卵巣の卵巣嚢腫が再発し、チョコレート嚢胞もあるが、多嚢胞性卵巣でもあると告げられました。


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病院での診察内容

35歳の子宮内膜型卵巣嚢腫チョコレート嚢胞と診断される前、最初は貧血で内科を受診していましたが、貧血が一向に良くならず、婦人科を受診するよう勧められ、近所の開業医の婦人科を受診しました。

そこで内診を行い、先生から「紹介状を書くので大きな病院へ行ってください」と言われて地域の大きな病院を受診しました。

子宮内膜型卵巣嚢腫チョコレート嚢胞と診断されてから、ずっとその地域の大病院で診てもらっています。

多嚢胞性卵巣の診察に関しては、先生の問診を行った後、内診を行い、その後血液検査をしました。

内診の痛みは先生に「ここ痛くない?」と言われ、そこの場所を押されたりすると痛みが走りましたが、普段はおなかが痛いなどの症状はありませんでした。

エコーを入れて画像を見ました。

チョコレート嚢腫とは違う画像で、小さな嚢胞が4つから5つほど連なっているのがわかりました。

診察時間はチョコレート嚢胞に加え、多嚢胞性卵巣もあったので30分かかったと思います。

費用は4000円ほどだったと思います。

多嚢胞性卵巣症候群について医師から受けた説明内容

多嚢胞性卵巣に関しては、小さい嚢胞がいくつも連なり、エコー画像ではネックレスのように見えます。

女性ホルモンのバランスを崩し、女性ホルモンが減少されるのが特徴です。

そのため、人によっては、声が低くなったり、髪が薄くなったり、ひげや体毛が濃くなったりします。
これは男性ホルモンが優勢になるためだそうです。

私の場合は、乳癌の治療の抗がん剤で卵巣に影響があったり、ホルモン療法で乳癌の餌である女性ホルモンをなくす治療をしたためでしょうとのことでした。

多嚢胞性卵巣が原因だったのではと思う症状

顔のひげが濃くなってきたなと気になっていました。

私の場合は、乳癌の治療の抗がん剤で卵巣に影響があったり、ホルモン療法で乳癌の餌である女性ホルモンをなくす治療をしたため、多嚢胞性卵巣になったのだろうと先生もおっしゃっていました。

多嚢胞性卵巣と診断されて不安だったこと

多嚢胞性卵巣自体では心配はなかったのですが、乳癌にもなり、チョコレート嚢胞はがんになりやすいと言われており、卵巣もがんになったら嫌だという心配はありました。

多嚢胞性卵巣の治療内容

乳がんの治療が第一優先のため、婦人科では薬物療法などできないのですが、乳がんはホルモン治療も効くことがあるそうです。

そこで乳がん治療でも使用するリュープリンという薬を投与できないかと、婦人科から外科にお願いしてくれました。

それまでは抗がん剤の治療でしたが、今はホルモン治療を行い、3ヶ月に1回リュープリンの注射も打っています。

現在の状況

リュープリンの注射を打つようになってから、卵巣も小さくなり、多嚢胞性卵巣は治っていませんが、卵巣のガンになる確率を減らす効果があるようで安心しています。

乳がんが進行し、抗がん剤治療に切り替わるまで、リュープリンを打つと思いますが、それまでは一安心できます。

他の女性へのメッセージ

顔のニキビやひげが濃くなったなど、何かおかしな変化があったら、病気と関係なさそうであっても、一度病院へ行くことをお勧めします。

若い方ですと、結婚や妊娠などにも影響がありますので、病院で診てもらってください。

何ともなければ安心ですもんね。

補足:多嚢胞性卵巣の改善に有効な成分「ピニトール」を知っていますか?

日本ではまだあまり知られていませんが、海外では多嚢胞性卵巣症候群の治療に、ピニトールという成分が使われています。

ピニトールは植物由来の成分で、ビタミンBの一種。

体内に入ると、多嚢胞性卵巣の女性に欠乏しているカイロイノシトールという成分の働きを補い、排卵機能を向上させる効果があります。

 

ピニトールは大豆、ルイボス茶葉、アイスプラントなどに含まれている成分ですが、含有量はごく微量。

多嚢胞性卵巣改善に有効な量を食事で摂ることはほぼ無理であるため、サプリメントが活用されています。

日本製のピニトール配合サプリ2つを紹介しますので、多嚢胞性卵巣や生理不順で悩んでいる方は、ご覧になってみてください。

ピニトール300mg配合「ママナチュレ」

葉酸サプリママナチュレの商品写真ピニトール300mg、マカ300mg、葉酸400ugを配合した総合妊活サプリ。

2016年発売の新しいサプリだけあり、人気の妊活成分が大集合しています。

妊活サプリを飲みたいけれど、どれを選んでいいかわからないという人におすすめ。

 

定価は7980円で、定期コースだと初回3980円、以降3980円。

ただし、定期は6回以上の継続が条件で、合計では約28000円のお買い物になるので、それを理解したうえで申し込んでくださいね。

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ピニトールの可能性にいち早く着目した商品であり、原料となるアイスプラントも自社で栽培しています。

一般的な葉酸サプリは、妊娠希望の女性だけではなく、妊娠中や産後女性まで広く飲めるようになっていますが、ベジママは妊活に特化しているのが特徴です。

 

定価は5500円で、定期初回は2750円。

2回目以降は4680円になりますが、定期1回でも解約できるので、定期縛りが多い妊活サプリの中では買いやすい商品かと思います。

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