妊活体験談vol.62:不妊検査「排卵しにくく、卵子の残数もわずかと判明」
自分が妊娠できる体かどうか知りたい。
でも、病院へ行くのはなんだか怖い。
自分で頑張ってみて、ダメなら行くのでもいいんじゃないかな…。
そう感じて、不妊検査を受けることを先延ばしにしている女性は、きっと多いと思います。
産婦人科って、女性にとってもなじみのある場所ではないですし、「自分はまだ大丈夫」と思いたい気持ちもあって、なかなか腰が上がらないんですよね。
このコーナーでは、当サイトが独自に集めた、不妊検査の体験談を紹介します。
不妊検査ってどんなものなのか?検査を受けてみて、どうだったか?
あなたより一足先に検査を受けた女性たちのリアルな声を聞いて、あなたの妊活の一助にしてください。
今回は、不妊検査を受けてさまざまな異常が発覚したという、27歳女性の体験談です。
不妊検査を受けた時の年齢
27歳
不妊検査を受けたきっかけ
24歳で結婚し、翌年から子供を授かりたいと考えていましたが2年経ってもできませんでした。
また、歳をとるにつれてもともと酷かった生理痛が更に悪化し、毎月、起き上がれないほどの腹痛と高熱に悩まされるようになりました。
婦人科を受診すると卵巣に血が溜まる「チョコレート嚢胞」というものを患っていることが分かり、同時に子宮内膜症であることも判明しました。
子供を望んでいるということもあり、医師から妊娠することを勧められたのです。
子宮内膜症は生理が起こるたびに酷くなるらしく、逆に妊娠などで生理が止まると進行も止まるとの事でした。
早速、タイミング指導をしてもらいましたが妊娠せず。
それどころか子宮内膜症を悪化させてしまったのです。
生まれて間もない頃に左側の卵巣をヘルニアで摘出し、右側にはチョコレート嚢胞を抱えた卵巣しかない私にとっては妊娠することが難しかったのかもしれません。
ただ、子宮内膜症の治療には妊娠することが一番望ましいという医師の考えで、なるべく早く妊娠ができるようにと、不妊検査をすることを勧められたのがきっかけです。
不妊検査を受けた病院
最初は総合病院の産婦人科に通っていましたが、忙しいのか話もろくに聞いてもらえず不満がありました。
個人で経営されてる医院の方が時間をかけて診てもらえそうなので、そこで不妊検査を受けることにしました。
不妊検査の内容
まずは内診と基礎体温の測定から始まりました。
1ヶ月を通して、卵胞の育ち方や排卵がきちんと行われているか、内診や基礎体温で判断されていました。
次に血液検査でホルモン値の測定やAMHの測定を受けました。
医師によるとこの数値により妊娠しやすいかどうか、ホルモン剤の投与が必要かどうかがわかると説明がありました。
AMHは卵巣の年齢がどれくらいであるかがわかるそうで、実年齢に対しての卵子の残数がわかるとの事でした。
最後は、夫の精子に異常がないかと私の卵管がちゃんと通っているかの検査がありました。
夫の精子を調べるのはヒューナーテストといって、採取した精子の数や動きを調べる検査だそうです。
卵管の検査は2種類受けたのですが、一つは通水検査といって生理食塩水を子宮内から卵管へ通し、スムーズに流れるかという検査です。
もう一つは卵管造影検査といって、子宮内にカテーテルを固定してそこから造影剤を流し込み、レントゲンを撮る。というものでした。
こちらは卵管の形や詰まっている場合はその箇所が詳しくわかるものだそうです。
不妊検査にかかった費用
AMH検査と卵管造影検査以外は保険適用だったので、全部で8000円くらいでした。
AMH検査と卵管造影検査はそれぞれ10000円程でした。
保険適用のない検査のみ費用の説明が病院からありました。
検査結果
内診と基礎体温では、排卵しにくい体質であることがわかりました。
これについては排卵誘発剤の投与やホルモン剤で調整する必要がある、と説明を受けました。
AMHの値はものすごく悪く、卵子の残数が僅かであるということが判明しました。
またそれに伴い、出なくてはいけないホルモンが出ていないということも同時に判明しました。
卵管通水ではかなりの激痛を伴い、卵管が閉塞している可能性があること。
後日の卵管造影検査では、卵管の閉塞が目視で確認されたことを告げられました。
唯一問題無かったのはヒューナーテストのみでした。
不妊検査を受けた後、どう妊活したか
まずチョコレート嚢胞を手術で摘出するところから始めました。
同時に閉塞している卵管の手術もお願いしたのですが、卵管自体の癒着が激しく手術は不可だったようです。
左側の卵巣は全摘出してしまって無いので、右側の卵巣を使って体外受精に挑戦するしかない。と医師に告げられました。
体外受精は1回で成功し、今現在妊娠に至っております。
これから不妊検査を受ける女性へのアドバイス
私の場合、こんなにも自分の体に異常が見つかるなんて思ってもみませんでした。
検査に対する不安や結果に対してのショックなど辛いこともありましたが、検査を受けてよかったと思っています。
私は体外受精をしないと授かれない身体だということが不妊検査によって分かり、現在体外受精で赤ちゃんを授かることができました。
妊活を始めるにはまず不妊検査をするべきだと思います。
赤ちゃんを授かる一番の近道だとも思います。
痛そうな検査や精神的に辛い検査もありましたが、耐えられないものはないです。
頑張ってください。
「配合成分の数を売りにしているけど、美容成分や野菜パウダーって本当に必要?」
「葉酸サプリってどうしてこんなに高いの?」
「妊娠中じゃなくて、妊活のためのサプリはないの?」
私自身のそんな疑問から生まれた、妊活に本当に必要な葉酸サプリのランキングです。