自分の排卵日を知る4つの方法
卵子と精子が受精しなければ妊娠は成立しませんが、女性が排卵するのは月に1回しかありません。
妊娠するためには、この月に1回しかない排卵日にセックスすることが絶対条件です。
だから、妊活の第一歩は、まず自分の排卵日を知ることがスタート。
でも…私の排卵日って、いつ?どうすればわかるの?
私の場合、今まで排卵日なんて意識したこともなかったので、まずそこから勉強しないといけませんでした(^_^;)
排卵日って、生理みたいにわかりやすいものじゃないですし、私は避妊にはピルを使っていたので、安全日・危険日なんて概念も、あまりちゃんと調べたことがなかったんです。
排卵日を完全に特定するのはなかなか難しいことなのですが、「だいたいこのあたり」という目安なら把握することができます。
ここでは、自分の排卵日を知る4つの方法をご紹介します。
自分の排卵日を知る方法(1)
基礎体温
排卵日のアタリをつける最も一般的で手軽な方法は、基礎体温をつけること。
手軽というのは、お金がかからない、病院に通う必要がないという意味での手軽さです。基礎体温計は必要ですが、一度買ってしまえば、ずっと使えますからね。
女性の基礎体温は、こんな感じで低温期と高温期の二相に分かれます。
そして、低温期と高温期の境目になっているのが排卵日。
生理と同じで、毎月ぴったり決まった日時に排卵されるわけではありませんが、自分の低温期と高温期がだいたい何日周期で入れ替わっているのかがわかれば、排卵日のおおよその目安がわかります。
例えば生理が28日周期で安定しているなら、排卵日は生理開始日から数えて14日後あたり。
ただし、生理周期や排卵日は変動するので、いつも14日後ピッタリとはいきません。
1日単位での予測はできませんが、おおよその目安として「生理開始日から2週間後くらいが排卵日で、妊娠しやすい時期」と覚えておくといいでしょう。
基礎体温が二相に分かれずバラバラ、ガタガタの状態が続いている時は、そもそも排卵自体が正常に起こっていない可能性も。
そうした女性としてのリズムや状態を知るにも、基礎体温は有効です。
そもそも基礎体温って何?どうやって測るの?という人は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
ただ、基礎体温による排卵日予測はあくまで目安であって、精度はそう高くないということには注意してください。
基礎体温だけに頼った予測だと、実際の排卵日とズレていることもあるので、年齢的・時間的に余裕がない状況の場合は特に、他の方法と組み合わせることをおすすめします。
自分の基礎体温を知る方法(2)
タイミング指導
タイミング指導とは、排卵日が近づいた時期に超音波で子宮内部の状態を見てもらい、卵子が入っている卵胞の大きさから、医師に排卵日を推測してもらうもの。
タイミング指導は不妊治療専門クリニックだけではなく、不妊や妊活の相談に力を入れている一般の産婦人科でも受けることができます。
私も、初めてのタイミング指導は不妊専門ではない、普通の婦人科で受けました。
先ほどお伝えしたように、排卵日は生理開始から14日前後なので、その少し前の生理が始まって10~12日後くらいに通院。
超音波で子宮内を見て排卵日を予測してもらい「2日後の土曜日に夫婦生活してね、土曜日がダメなら金曜でもいいよ」という感じで、夫婦生活を持つタイミングについて指示をもらっていました。
ちなみに、超音波検査は内診です。
内診がどんな流れで行われるかは、こちらの記事に詳しく書いていますので、内診が初めてという人は、よければ予習として読んでみてください。
内診は恥ずかしいですが、痛くはないですよ~。
自分の排卵日を知る方法(3)
排卵検査薬
排卵検査薬とは、妊娠検査薬と同じように、尿中のホルモンに反応して排卵日をチェックする検査薬のこと。
排卵検査薬は日本の薬局でも購入できますが、薬剤師さんの立ち会いのもと、規定の用紙に名前や住所を記入しないと買えないので、とても面倒…。
海外製の排卵検査薬が買えるネット通販ショップがたくさんあるため、私はそちらを利用して購入しました。
排卵日検査薬は、正しく使用すれば、かなり高い精度で排卵日を予測できるとされています。
ただですね、この排卵検査薬、使い方がけっこう複雑だし、1ヶ月に何本もの検査薬を消費する消耗品なので、続けて使うとお金もかかります。
病院に行かなくても排卵日がわかるなら…と買ってはみたものの、タイミング指導のほうが費用的にも手間的にも、結局は楽なように思いました。
でも、妊活で病院に行くのに抵抗がある人や、病院に行く時間がない人にとっては便利なアイテムです。そもそも私も、病院に通う以外の方法を調べていて、排卵検査薬に行き当たりましたしね。
排卵検査薬の使い方については、また別途記事にする予定です。
自分の排卵日を知る方法(4)
排卵日チェッカー
排卵日チェッカーは、唾液を観察することで排卵のタイミングを推測するアイテム。
排卵日検査薬と似ていますが、排卵日チェッカーは使い捨てではなく、繰り返し使えるのが特徴です。
リップクリームくらいの大きさで、キャップを外すとレンズが付いています。
このレンズ部分を取り外して唾液を塗り、乾燥させてから観察。レンズが顕微鏡になっていて、排卵日が近づくとシダ状の結晶が見えるというもの。
価格はだいたい4000円前後で、楽天などのネット通販で購入できます。私が購入したのは、こちらの「Lady-Q」という排卵日チェッカー。
排卵日チェッカーを扱っているショップはたくさんありますが、商品はこのLady-Qか、プチアイビスという商品の2択。どちらも使い方は同じです。
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確かに、日によってシダ状の結晶が見える時と見えない時があるのですが、使いこなすにはコツが必要。排卵日を確定する精度は、個人的にはちょっと疑問が残ったので、あくまでも参考程度に使っています。
長期間使い続けていれば、結晶の変化の周期がつかめて、精度も上がるのかなーと思います。
排卵日チェッカーの使い方についても、詳しくは別途記事にする予定です。
以上、自分の排卵日を知る4つの方法をご紹介しました。これから妊活を始める人は、まず基礎体温から始めてみるのがおすすめです。
そして、もし自分が妊娠できるかどうか不安があるなら、検査薬などでもいいのですが、まずは一度病院へ行って、不妊検査を受けたほうが良いと思います。
妊娠できる可能性は年齢と比例するので、早めに検査を受けるに越したことはありません。不妊治療専門クリニックでなくても、一般の産婦人科でも不妊検査は受けられます。
不妊検査についてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
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