不妊検査って何するの?具体的な検査方法と内容について
自分は妊娠できる体なのか?
そう考えて不安になったことってないでしょうか。
私は20代の時や、結婚した当初はあまり気にしていなかったのですが…
高齢出産の境目でもある35歳になり、妊娠を現実的に考えるようになって始めて、あれ、そもそも私って妊娠できるのかな、大丈夫なのかな、と心配になりました。
そこで思い至ったのが不妊検査。
でも、今まで産婦人科や妊娠とご縁がなかったし、絶対に子供が欲しいとも思っていなかったので、いざ受けてみようと思っても、不妊検査って何をするのか、どこに行けばいいのかすら知りませんでした。
同じような女性も、けっこういるんじゃないかな、と思うのですがどうでしょう。
これから妊娠を考えている女性やご夫婦向けに、不妊検査の具体的な内容をまとめてみました。
女性の不妊検査で具体的に行うこと
不妊検査とは、何かひとつの検査があって、妊娠できるか、できないかの判定が出る、というものではありません。
子宮や女性ホルモンの状態を調べる検査を複数行って、自然妊娠の可能性があるかどうかを総合的に判断するものです。
具体的にどんな検査をするかは病院によって違いますが、一般的に不妊検査の一環として行われる検査には、次のようなものがあります。
- 超音波検査(内診)
- 女性ホルモン検査(血液検査で生理前・生理後の計2回)
- 性感染症の抗体検査(血液検査)
- AMH(アンチミューラリアンホルモン)検査
- 子宮頚管粘液検査
- 卵管造影検査
- 卵管通水検査
- フーナーテスト
けっこうたくさんありますよね…!
もちろん全部を行うわけではありませんが、不妊検査では5回前後くらいの検査を行うのは普通のこと。
女性には生理周期があり、それに合わせて女性ホルモン値や子宮の状態が変化しています。
妊娠できるかどうかを判断するには、生理周期に合わせてその変化を追っていく必要があるので、必然的に検査回数も多くなってしまうんですね。
そのため、女性の不妊検査は1度の通院では終わらず、何回か通院しなければいけません。ひととおりの検査が終わるまでには1~2ヶ月くらいかかります。
ここからは、各検査について少し補足していきますね。
超音波検査・内診で行う不妊検査
どこの病院で相談しても、おそらく必ず行うであろう検査が超音波検査。
内診で女性器に直接器具を入れ、モノクロ映像で子宮内部の様子を映し出す検査です。
卵子を包んでいる卵胞という袋の発育状況をチェックしたり、子宮筋腫などの病気や子宮の異常がわかります。
内診が初めての人はちょっとドキドキしてしまうかもしれませんが、妊活で婦人科に通うようになると、内診は避けられません。妊娠しても、妊婦健診では必ず内診がありますしね。
内診時は専用の椅子に座ります。ウイーンと自動で動いて、足が開くようになっているので、力を入れずリラックス、リラックス…。
下着を脱ぐ必要があるので、パンツスタイルではなくスカートで行くことをおすすめします。
血液検査で行う不妊検査
不妊検査のための血液検査は2~3回あります。血液検査で行える、代表的な不妊検査を説明しますね。
まずは最も基本的な検査となる、女性ホルモン値検査。生理前と生理後の2回行って、女性ホルモン値の変化を測定します。
女性ホルモン値が正常に変化していれば排卵が起こっているということ。ホルモン値の変化に異常があれば、排卵していない=自然妊娠できない可能性があります。
性感染症の検査のための血液検査、クラミジアなど、妊娠・出産の支障となる病気に感染していないかを調べます。
最近、妊活の一環として注目が高まっているのはAMH(アンチミューラリアンホルモン)検査。卵巣年齢検査とも呼ばれる、女性の体内に残っている卵子の数を調べるための検査です。
卵子の数と妊娠確率は単純に比例するわけではないのですが、妊活や不妊治療を進めるうえでの指標になります。
AMH検査については別の記事で詳しく解説していますので、詳しく知りたい人はこちらを参照してくださいね。
卵管造影検査・卵管通水検査
卵管造影検査と卵管通水検査は、卵管に液体を通してレントゲン撮影し、卵管が詰まっていないかをチェックする検査です。
卵子は卵管を通って排卵されるので、もし卵管が詰まっていた場合、妊娠は難しくなります。
フーナーテスト
フーナーテストは、性行為後試験、性交後検査などとも呼ばれ、セックス後の子宮頚管粘液に含まれる精子の状態を確認するテストです。
粘液中の精子の数や動きを見て、精子がきちんと卵子に到達できているかを確認します。このテストで男性不妊が発覚することも。
フーナーテストについては、下記でも詳しく説明しています。
私が実際に受けた不妊検査
不妊検査として行われる、代表的な検査について紹介しました。
最初にお伝えしたように、これらの検査すべてを実施するわけではなく、病院や個人の状況によって、どの検査をするかは異なります。
参考までに、私が初めての不妊検査で受けた検査は次のとおり。
- 超音波検査
- 女性ホルモン値検査
- クラミジア抗体検査
この時の体験談もありますので、検査内容をもっと具体的にイメージしたい人はお読みになってみてくださいね。
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