夫が原因の不妊症は予想以上に多い!他人事ではない男性不妊
不妊症というと、女性の体に原因がある、女性側の問題。
そう思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか。
妊娠するのは女性ですから、そう考えるのも当たり前かもしれません。
でも、WHO(世界保健機関)の調査によると、実際には不妊症の半数近くは男性にも原因があることがわかっています。
男性側にも原因がある不妊が半分もあるということ、私は初めて知った時にちょっと驚きました。
妊娠できないのは、女性の体に問題があるからだろうと、私も思い込んでいましたから。
でも、妊娠できない夫婦の2~3組に1組は夫にも原因があるのだとしたら…
子供を望む夫婦にとって、男性不妊は避けて通れない問題です。
不妊症のうち、男性に原因があるものが男性不妊
不妊症とは、ある特定の病気を指すのではなく、避妊していないのに1年以内に妊娠できない状態と定義されています。
そして、そのうち男性側にも原因があるものが男性不妊。
不妊症と同じく、男性不妊も何かひとつの病気や決まった症状を指すのではありません。
精子の状態が良くない造精機能障害、性行為ができない性機能障害など、男性側に女性を妊娠させられない何らかの原因がある状態を総称して、男性不妊と呼んでいます。
男性不妊はどうやってわかる?
男性不妊の原因のほとんどを占めている造精機能障害は、基本的に自覚症状がありません。
造精機能障害=精子の問題ですが、精液中に精子がない、精子の動きが悪いなどは、目や体でわかるものではないですよね。
男性不妊を調べるためには、精液検査を受ける必要があります。
また、子宮内に精子が到達しているかどうかをチェックする、フーナーテストという検査で精子の問題が発覚することも。
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不妊検査のひとつ、フーナーテストの目的と、検査結果からわかること≫
女性の不妊検査は生理周期に合わせて複数の検査をしなければいけませんが、男性不妊の検査は、通常、精液検査のみ。
検査の結果に問題があった時のみ、より詳しい検査に進むのが一般的です。
精液検査は、どこでどうやって受ける?
男性不妊を調べるための精液検査が受けられるのは、産婦人科や不妊治療クリニック、泌尿器科など。
病院で精液を採取する方法と、精液を持ち込んで検査してもらう方法の2通りがあります。
結果は早ければ当日、あるいは数日後の受け取りで、精液中の精子の数、濃度、運動率、奇形率などのデータが示されます。
男性不妊かどうかは陰性・陽性といった形でハッキリと出るわけではなく、これらの数値を総合的に見て、自然妊娠の可能性があるかどうかを判断します。
検査自体はそう難しいものではないのですが、精液検査を受けることに対する、心理的な抵抗のほうが問題になることが多いのではないでしょうか。
男性本人にとって決して楽しい検査ではないですし、マスターベーションで精液を採取するという性質上、女性からも検査を受けて欲しいと、強くは言いにくいですよね。
それでも…
妊娠は1人では絶対にできないことですし、妊活も夫婦2人で取り組むものです。不妊が女性だけの問題でないのなら、なおさらのこと。
妊活するのなら、なるべく早い段階で男性不妊の検査も受けておくことをおすすめします。
精液検査の詳しい流れや、男性がどうしたら抵抗なく検査に行けるかどうか、夫に書いてもらった記事がありますので、これから旦那さんの精液検査を考えている人は、よろしければ参考にしてみてください。
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