不妊症の定義は、避妊せずに2年経っても妊娠しないこと
不妊症の定義は、避妊をせずに2年以上経っても妊娠しないことだそうです(※2015年8月に定義変更)。
これを初めて聞いた時の感想は、不妊症の定義ってわりと曖昧なんだな~ということ。
2年といっても、夫婦生活を持つ回数は人によってぜんぜん違ってきますよね。セックスレスの場合は、そもそも妊娠のしようがないわけで。
もちろん、定期的な夫婦生活があるにも関わらず、2年間妊娠できない、という意味なんでしょうけれどね。
※2015年8月、日本産婦人科学会が不妊症の定義を変更し、妊娠しない期間の基準が従来の2年間から1年間に短縮されました。
健康な夫婦なら1年で約80%が妊娠する
健康な男女が結婚して避妊をしなければ、1年で約80%が妊娠するという数字も、妊活や不妊を語る時によく引き合いに出されます。
私は幸いにして、両実家から妊娠のプレッシャーをかけられたことはないのですが、知人から「1年以内に妊娠できないと不妊症らしいよ?ナオもそろそろじゃない?」と言われた時は、なんだかちょっと凹みました。
その当時はまだピルを飲んでいたので、妊娠しなくて当たり前だったのですけれども。
これが自分の親や、ましてや義両親から言われたら、さぞストレスだろうな…と思ったのを覚えています。
子供まだ?と聞いてくる人も、必ずしも相手を傷付けたいわけではなく、単純に結婚したら子供を作るもの、子供がいるのが当たり前と思って、他意はなく聞いてくるのでしょう。
でも、妊娠のプレッシャーって、自分が女として不完全だと責められているような気持ちになってしまうんですよね。
夫に申し訳ない気持ちにもなるし。
妊娠できない悩みって、夫婦2人で抱えているだけでも辛いのに、周囲からあれやこれやと言われたら、きっと「こっちだって妊娠できるなら、したいよ!」って、叫びたくなっちゃうと思います。
すみません、話が逸れました(^_^;)
ところでこの「1年で80%が妊娠」という数字、どこで見ても夫婦の年齢については触れられていません。
でも、30代の女性が1回の排卵日で自然妊娠する確率が15%くらいなので、どんなに運が悪くても、1年あれば、ほとんどの人は妊娠できる計算。
40歳を過ぎてしまうと、悲しいですが女性が自然妊娠できる確率は1ケタ代にまで急落してしまいます。
ということは、自然妊娠の適齢期にある20~30代の夫婦を前提とした数字なのかな。自分たちが不妊症かどうかを疑う、ひとつの目安にはなりそうですね。
最近は男性不妊も増えている!
結婚して何年も経っても子供ができない場合、不妊の原因は女性にあると思われがち。
でも、最近は男性側に問題がある男性不妊も増えています。私が不妊検査で通っているクリニックの先生も、「男性側に問題があることも3~4割くらいはあるねえ。」とおっしゃっていました。
WHO(世界保健機関)の発表によると、不妊の原因として男女両方に問題があるケースは約半数に達するそうです。
男性のみに原因がある不妊は24%。10人中2~3人ということですから、決して無視はできない数字ですよね。この場合、女性ばかりが頑張っても妊娠は叶いません。
日本の場合は、不妊は女性に原因があるという考え方が特に根強く、妻が何年も不妊治療を受けていたのに、実際には夫に問題があったというケースも少なくないそうです。
でも、妊娠って、男女が揃っていないと成立しないもの。それなのに男性には原因がないって思うほうが、よくよく考えたら不自然かも。
不妊の話をオープンにするのは夫婦であっても簡単ではないかもしれませんが、夫婦2人で妊活・不妊治療を進めないといけませんね。
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