hCG注射後の基礎体温の変化について。基礎体温は上がる?下がる?

体温計の写真排卵誘発剤として使われる、hCG注射。

hCG注射後の基礎体温を見て、排卵したか、妊娠できたかどうかの目安にしている人は多いと思います。

焦ってはいけないとはわかっていても、ついつい基礎体温の中に、排卵や妊娠の兆候を確認したくなってしまいますよね。

hCG注射後、基礎体温は上がるのか、下がるのか…?

hCG注射後の基礎体温の変化についてまとめました。

そもそも基礎体温とはどういうものなのか、いまひとつ理解できてないかも、という人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

今さら聞けない、基礎体温って何?≫

排卵後は基礎体温が上がるのが普通

まずは頭を整理するために、基礎体温の基本について確認しておきましょう。こちらが、正常な基礎体温の変化グラフ。

基礎体温グラフのサンプル。低温期と高温期の二相に分かれている

ご覧のように、排卵日を境目として、基礎体温は高温期に入ります。

妊娠が成立していた場合は、そのまま高温期継続へ。残念ながら妊娠できなかった場合は生理が来て、再び低温期へと戻ります。

いつが低温で、いつが高温になるんだっけ?と、覚えるまではややこしいのですが…

私は、排卵日=タマゴを産む → タマゴを温める=体温が上がるとイメージしたら、すんなり覚えることができるようになりました(^_^;)

関連記事)
基礎体温の高温期=タマゴを温める期間と思うと、覚えやすい!≫

さて、この流れで行くと、排卵後は基礎体温は上がります。

これはhCG注射を打った場合でも変わらないので、hCG注射後に正常に排卵が起きていれば、基礎体温は上がるのが普通です。

hCG注射後に基礎体温が上がらないのはナゼ…?

体温計を持っているパジャマ姿の女性の手の写真ところが、hCG注射を打ったのに基礎体温が上がらず、下がってしまうこともゼロではありません。

原因として考えられるのは、次のようなこと。

  • 基礎体温の測り方の誤差
  • 今回は排卵が起きなかった

まずは、基礎体温の測り方による誤差の可能性。基礎体温は0.1度単位の細かさなので、測り方で簡単に変わってしまいます。

実際に基礎体温を付けてみるとわかりますが、グラフ化しても見本のグラフのようにきれいな低温期・高温期には分かれず、けっこうギザギザ・ガタガタしているもの。

長期的にグラフを付けていると、低温・高温が二相に分かれていることが全体の傾向としてつかみやすくなってきますが、まだ基礎体温を付け始めたばかりだと、私の基礎体温っておかしい!?と慌ててしまうかもしれません。

もうひとつは、今回は排卵が起きなかったという可能性。

hCG注射は、あくまでも排卵のきっかけを与えるものであり、100%排卵を起こせるわけではありません。

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hCG注射を打っても排卵しない…。その原因と対策とは≫

hCG注射を打った・打たないに関わらず、排卵が起きなかった場合、基礎体温を上げる働きのあるプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されないので、基礎体温は下がったままになります。

ただ、実際に排卵が起きたかどうかは、基礎体温だけでは判断できません。

基礎体温はひとつの目安にはなりますが、変化や高低には個人差も大きく、それだけで排卵日を特定したり、排卵の有無を確定することは不可能です。

排卵しているかどうか心配な場合は、hCG注射後に再度病院へ行き、卵胞チェックをしてもらうのが1番確実。

妊活中は小さなことでも気になってナーバスになりがちですが、1日や2日単位の基礎体温の高低には、振り回されないようにしてください。

基礎体温でわかるのは、かなりおおまかなことだけだと考えて、病院で相談するようにしてみましょう。

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