妊娠したいなら知っておこう!女性ホルモンと妊娠の関係とは
女性ホルモンと妊娠は、とても深い関係があります。
というか、女性ホルモンの働きや仕組み自体が、女性が妊娠・出産するために存在しているようなもの。
女性ホルモンのことを知るほどに、私たちの体って、子孫を残すために作られているんだなあということが理解できてきます。
これから妊活を始めるなら知っておきたい、女性ホルモンと妊娠の関係について、説明していきますね。
女性ホルモンは2つある。重要なのは、2つのバランス
女性ホルモンとは、1つのホルモンのことではありません。
エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つのホルモンの総称です。
女性なら、「女性ホルモンバランス」という言葉を聞いたことがあると思いますが、わざわざ「バランス」と言っているのは、2つのホルモンの釣り合いが大切だから。
どちらが多くても少なくてもダメで、両者が一定のバランスとリズムを保っていることが重要なんです。
エストロゲンとプロゲステロンの役割って?
では、2つの女性ホルモンの役割を、もう少し具体的に見ていきましょう。
エストロゲンは妊娠の準備をする女性ホルモン、プロゲステロンは妊娠を維持して出産まで導く女性ホルモンです。
エストロゲンは、男性を誘惑して女性を妊娠させるためのホルモンなので、肌の調子や気分を良くして、女性を魅力的に見せる効果があります。
一方のプロゲステロンは母親として子供を守るためのホルモンなので、イライラしやすくなったり、子供のためのエネルギーとして脂肪や水分を溜め込みやすくなったりします。
2つのホルモンは常に波のように変化していて、片方が多くなれば片方が少なくなるという関係。そして、この2つのホルモンが入れ替わる周期こそが、生理周期というわけです。
女性の体はエストロゲンによって妊娠に導かれ、プロゲステロンで妊娠状態に入りますが、妊娠が成立していなかった場合は、生理によって体をリセットして、エストロゲンから再スタートさせます。
生理前後の体調や気分の変化は、女性なら誰もが経験していると思いますが、それらはすべて、女性ホルモンの仕業だったんですね。
男性の場合は、基本的に1つの男性ホルモンが一定量を保っているので、こうした変化は起こりません。
女性の体調や精神状態が男性に比べて移り変わりが激しいのも、女性の体内で2つの女性ホルモンが毎日のように変わっているからなんですよ。
妊娠できる状態か?女性ホルモンバランスをチェックしよう
妊娠は、エストロゲンとプロゲステロン、2つの女性ホルモンがそれぞれの役割を果たして初めて成立します。
それゆえに、大切なのは女性ホルモンのバランス。2つのホルモンが周期的にバトンタッチできているかどうかです。
女性ホルモンバランスが崩れていると、排卵が不規則だったり起こらなかったりと、妊娠しにくい、あるいは自然妊娠の難しい状態になってしまいます。
その状態で妊活に励んでも、なかなか妊娠はできません。
妊活を始めるなら、まずは自分の女性ホルモンバランスが正常かどうかを確認しておきましょう。
自分でできる方法としては、基礎体温があります。女性ホルモンは基礎体温とも連動していて、エストロゲン優位だと低温、プロゲステロン優位だと高温になります。
基礎体温を数ヶ月付けてみて、基礎体温が低温期と高温期の二相に分かれるかどうかをチェックしましょう。もし基礎体温がバラバラな場合は、排卵が正常に起こっていない可能性があります。
早く確実に妊娠できる体かどうかを確認したいなら、産婦人科や不妊治療クリニックで女性ホルモン検査を受けてみましょう。検査は血液検査です。
妊活は時間との戦いでもあるので、もし妊娠を希望しているのなら、不妊検査を受けるのに早すぎるということはありません。
こちらに私の不妊検査体験談をまとめているので、どんなことをするのか気になる人は、よろしければご覧になってみてくださいね。
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